中小企業の展示会にコンパニオンは必要か

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

すっきりしないお天気ですね。梅雨ですからねー。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

コンパニオンさんは意外と高くはない

展示会に行くと大企業のブースにはきれいなコンパニオンさんたちがいらして製品の説明をしたりノベルティを配ったりされていますよね。男の人たちはすーっとそこへアホみたいに近づいていっては名刺を狩られてます。

中小企業でコンパニオンさんを活用されるところはあまり見ませんが(オートメッセ等自動車系は別)コンパニオンさんにかかる費用は思ってるほど高くはありません。単純に費用の問題だけを考えると社員さんに来ていただいたとしてもその間にお給料は発生していますよね。更に遠方の展示会に出展するとなると交通費、宿泊費、食事代などがかかります。現地で派遣スタッフとしてのコンパニオン代は1日2万円くらいからですので、比較すると別に高くはないと思います。

では中小企業も積極的にコンパニオンを活用したほうがいいのか、というとそれもどうなのかな、と。多くの中小企業はコンパニオンを使いこなせるところまで準備ができていないと思うからです。

大企業のコンパニオンさんたちを見ていると製品の説明をされているその見た目はもちろん美しいのですが、読んでいる内容もまたすばらしいのです。その製品説明=プレゼンの原稿はもちろんコンパニオンさん自身で考えているわけはなく、その依頼元の会社の人が作ったものでしょう。

コンパニオンさんたちは看板としてお客さんを呼び込むことはできますが、それ以上の詳しい話はできません。コンパニオンさんが呼び込んだお客さんの質問に答え、商談につなげるには後方で知識のある社員さんが待機する必要があります。そういった人員の配置まで考えておく必要があります。

つまり、何のためにコンパニオンさんを呼ぶのか何をしてもらうのかを明確にし、原稿を含めしっかりとしたプランを作り、お客さんを呼び込んだ後の体勢を整えられるのであれば、そこまでしっかりと準備できるのであればコンパニオンさんを活用することは中小企業であってもアリだと思います。

コンパニオンさんを積極的に活用したほうがいいのか

ただ私個人的には中小企業はコンパニオンさんを活用する前に社員さんだけで展示会をやりきる経験をしておくほうがいいと思います。製品の説明も若い社員さんと一緒に考え、呼び込みも社員さんがやるほうがいいです。それ自体が研修になります。

私は展示会を経験することで活き活きと輝いていかれる若い女性社員さんたちを何人も知っています。社員さんの成長はそれ自体が会社の宝です。外に出て行くのははじめは緊張しますがそれも慣れですからね。社員さんと一体になって展示会を盛り上げみんなで会社を良くしていく機会となればステキだなと思います(^^)。

まとめ

今朝のブログでは中小企業の展示会にコンパニオンは必要かを考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。