大河ドラマにおける女性の描かれ方

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

本日は7月29日ですが、夏風邪のためにアップできなかった7月24日分のブログをアップします。

大河ドラマ「おんな城主直虎」のおもしろさ

今年1月からはじまった大河ドラマ「おんな城主直虎」。先週23日には第29回「女たちの挽歌」が放送されました。昨年の真田丸は地元が舞台ということで毎週ブログを書いていましたが、今年は一度サラっと触れただけ。理由は今までそんなに今年の大河をおもしろいと思わなかったから(笑)。

ところが今回の「女たちの挽歌」はすごく良かったです。正確に言うと前週の「死の帳面」も含めてこの2回が良かった! 

直虎が井伊家を継いで4年。綿花栽培の成功や気賀城を手に入れるなど城主として結果を出しはじめた直虎。そして何十年もに渡り今川を守ってきた寿桂尼。この二人と、そして二人とは違うかたちで家を守ろうと辛い決断をするしの。

そう!女性脚本家が描く女性大河なんだからこういう話を見たかったのよ!!

寿桂尼と直虎の主従でありながら師弟のような親子のような関係、そして直虎としのの元は恋敵からの友情。戦国という時代に女性を主人公にしてもこんな話を作れるものなのだ、と思いました。

私、基本的に女性が主人公の大河ドラマは好きではありません。なぜなら大河ドラマでは群像劇が見たいからです。主人公が成長する過程でいろんな人間関係を築き、そこにある関係性の物語が見たいんです。

女性を主人公にしてしまうとどうしても伴侶との1対1の関係性が軸になってしまって複数の関係性のドラマが描けないところがあります。でも今回は直虎が結婚をしないことによって複数の関係性が描かれ、女女間の友情男女間の恋愛とは違う関係性が描かれている、そういうところがすごく面白いです。

そしてその描かれ方を面白く感じるのは脚本家の森下佳子さんと私が同世代だということと無関係ではないと思います。毎回タイトルが本や映画のタイトルをもじったものなのですが、今回の「女たちの挽歌」は1986年の香港映画「男たちの挽歌」が元ネタですね。同じ時期に同じようなものを見たり読んだりしてきた同じ時代を生き抜いてきた女性が書く物語だから面白いのだろうな、と思います。

まとめ

今日は久しぶりの大河ドラマブログでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。