『セミナー講師の伝える技術』のご紹介

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

天神祭りも終わり、ここからお盆くらいまでが大阪の本当の夏です。そんな大阪から今朝もブログをお届けします。

立石さんの新刊を読みました

先日発売になった立石剛さんの新刊『セミナー講師の伝える技術』を読みました。この本は昨年発売された『セミナー講師の教科書』の姉妹本のような位置づけの本で2冊合わせて読むとより理解が深まるような内容になっています。

著者の立石さんはこれまで1400人以上の講師を育ててこられました。この本はそんな立石さんが一切の出し惜しみをせず、講師に必要な“伝える技術”について余すところなく書かれたものです。

私が立石さんからセミナーの作り方を教わったのは2013年でした。あれから4年。基本的な教えはそのままでですが、変わったのは事例の数です。セミナーコンテストやセミナー講師養成コースを卒業される方のレベルも年々上がり、テーマの幅も広がったため、質の高い事例で具体的に“伝える”とはどういうことなのか、が丁寧に説明されています。

私はこの本をセミナー講師を目指す人はもちろん、ぜひ中小企業の経営者に読んでいただきたい! 中小企業の経営者は事例報告を求められる機会がよくあります。そんなとき非常にためになる報告をしてくださる方が大半なのですが、正直「時間を返してくれ!」と思ってしまうような報告をされる方がたまにいらっしゃいます。

できる人はこういった本を読まなくても天然でできてしまわれます。でも多くの方は最後に人前で発表するということを教わったのはおそらく大学の卒論もしくは研究発表だと思います。卒論や研究発表のやり方をそのままやったのではこういう場では伝わる報告にはならないんです。

その違いは決して内容ではありません。事例報告を求められるくらいだから皆さん内容はすばらしいのです。では内容ではないとしたら何でしょうか? 端的に言うとそれが“伝え方”なんですよね。

・今日集まってくれた人たちは何を聞きたがっているのか
・その人たちはどういう順番で話せば理解しやすいか
・その人たちにどうなってほしいのか
・どうすればその気持ちが伝わり聴いてくれた人が行動に移そうと思うのか

そういったことを伝えるためにはどういう構成でどのようなやり方で話を作っていけばいいのか、どう話せばいいのか、そういうことの答えが豊富な具体例と共にこの本には紹介されています。

あと、新卒採用説明会でのプレゼンでもこのやり方はバッチリはまります。なかなかいい人材が確保できないとお悩みの経営者さまにもおすすめです。ぜひ『セミナー講師の教科書』と合わせてお読みいただければと思います。

まとめ

今朝のブログは『セミナー講師の伝える技術』のご紹介でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。