商品力は常に下がってゆく

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

少ししっとりした曇り空の朝。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

展示会の成功と失敗を決める2つの力

私の展示会セミナーで必ずお伝えすることの一つに「展示会の成功と失敗を決める2つの力」の話があります。2つの力とは“商品力”と“伝達力”です。

商品力とは品質や機能、時代性。
伝達力とは集客力、チラシ・ブース・展示品の出来、接客やアフターフォローの力それら全て含めて伝達力です。

これら“商品力”と“伝達力”の総合点によって展示会の成功と失敗が決まります。

商品力は最初が一番高くそこからは下がるのみ

たまに「はじめて展示会に出展したときはブース装飾など何もしなかったけど、非常に反応が多く、会期中はトイレにも行けないくらいずっと接客に追われ、会期後は問い合わせ対応と納品に追われ、最終的に数千万円の売り上げが立った。」というような武勇伝をお聞かせいただくことがあります。

すばらしいことだと思います。その理由は出展製品の商品力が非常に高かったからです。伝達力がゼロでも商品力が飛びぬけて高ければ結果は出ます。

ただ、翌年まったく同じ出展のやり方をして同じやそれ以上の結果を期待するとしたらそれは無理があります。なぜなら商品力には時代性も含まれるからです。お披露目から1年経った商品は何もしなければ確実に価値は下がります。

なので毎年展示会で成果を上げ続けるためには商品力が下がらないように新しい機能を追加するであるとか、新商品を開発する等の商品力を下げない努力が必要です。

同時に伝達力を上げていくことも考える必要があります。今までにない製品にはそれだけで価値がありますが、2年目からはおなじみの製品になるわけですから、まだその価値に気づいていない方にも気づいていただけるような仕掛けが必要になってきます。

初出展時に何もしなくても大きな成果が出たことはすばらしいことですが、それが永遠に続くことはありません。1年目は1年目として2年目は2年目として必要な変化を受け入れチャレンジしていくことが大切だと思います。

まとめ

今朝のブログは商品力は常に下がってゆくというタイトルで展示会を何年も継続していく中で大切なことを考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。