支援業をこころざすからには

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

窓を開けていたら寒いくらいの朝。午後から雨が降るようですね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

我々はモノを売っているわけではなく

20代の終わり頃というともう15年ほど前になるのか…。当時は家業を建て直すためにがむしゃらに動いてました。でもただ動いているだけでは効率が悪いと思ったので勉強もたくさんしました。元手がなかったので高いセミナーには行けず、ジュンク堂でビジネス書を立ち読みしまくって激選してから何冊か買う、みたいな感じで。

そんな中で“支援業”という言葉に出会いました。全てのビジネスは支援業である。自分のビジネスを単にモノを売っているだけととらえている限り先はない。自分は誰の何を支援する仕事をしているのか、ととらえなおすことで、打つ手が見えてくる、というような考え方です。

それ以来自分の仕事を支援業としてとらえるのはもちろん、人の仕事もこの人は○○屋さんではなく誰の何を支援する仕事をしている人か、というフレームでとらえるようになりました。もう15年ほどになるのでもはやクセというか無意識にやっていますね。

支援業をこころざすからには支援する相手が求めていることを正確に把握する必要があります。展示会はまさにこのスキルが試される場です。ブースに来られたお客さんが本当は何を求めていらっしゃるのか。それを知るためには丁寧にコミュニケーションを重ねていく必要があります。

また、展示会を作る過程もこのスキルが試される場といえます。これは展示会支援をしている私たちのスキルが試される、ということです。お客さんの本当の出展目的は一体何なのか。これは最初の打合せではなかなかつかめません。人はなかなか本音を言ってくれないですからね。本音を引き出すには信頼関係を構築する必要があります。

経験やテクニックも必要とは思いますが、本当に必要なのは根気なんじゃないかな、と最近思います。この人が本当の本音を言ってくれるまでトコトン付き合うぜ!という開き直り?(笑)。制作会社さんとのやりとりの中でも感じます。このクリエイターさんはどこまでも付き合ってくださるのだな、と思えたときに一気に信頼が深まり、いい展示会になるという確信が持てます。

支援業をこころざすからには、目の前のお客さんが本当に何を求めてうちを頼ってくださるのかを把握するためにトコトン向き合う覚悟、そういうものが必要なのだな、と思うこの頃です。

まとめ

今朝のブログは支援業をこころざすからにはというタイトルで何が必要なのかを考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。