1年目の失敗から学んだこと

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今年最後の平日の金曜日。忘年会のピークでしょうか? 私も今晩は今年一番楽しみな忘年会が控えています♪ そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

正しいから聞いてもらえるわけではない

私は展示会において“ねばならない”はないと思っています。例えばチラシは重要ですが、チラシがなければならないとは思いません。チラシがなくても上手くいく企業もあります。そもそも展示会そのものが別にやらなくてもいいものなのです。売上を作るための手段の一つとして展示会があるのであって、既存顧客との仕事だけで充分儲かっているのであれば展示会をやる必要はありません。

たくさんの手段の中から展示会を選び、どうせなら勉強してから出展しようといろいろと調べて私にたどりついてくださった方には全力で展示会で成果を上げるサポートをさせていただきます。

その過程で忘れてはいけないと肝にめいじていることがあります。それは成果の定義は各企業によって違うということです。売上を上げることが目的だと思いがちですが、売上を上げるためならなんでもするという会社もあれば、社内の和が乱れるくらいなら売上は二の次でも良いという会社もあります。それはそれぞれの価値観なので私がとやかく言うことではないのです。私はそれぞれの企業さんの本当の目的にトコトンよりそうと決めています。

そう思うようになったきっかけは1年目の失敗にあります。講師1年目の私は極度の緊張の中、経験不足から来るコンプレックスの裏返しでナメられてはいけないという気持ちが異常に強く、正しいことだけを言おうとしていました。そんな私が言い放ったある言葉がある社長のプライドをひどく傷つけてしまったんですよね。その方は完全に心のシャッターを閉じてしまわれ、その後も開くことはありませんでした。

このときはとても辛かったのですが、この経験から私は「正しいから聞いてもらえるわけではない」ということを学びました。そもそも絶対的に正しいことなどないのです。立場が変われば正しさの定義も変わります。それ以来、サポートの現場では1社1社の本当の目的把握につとめ、その企業が今どの段階にいらっしゃるかを理解したうえで今やるべきことを一つずつ明確にしていくような今の私のやり方に変わっていきました。

限られた時間と予算の中でやりたくてもできないこともいっぱいあって、その中での最善をさぐりながら進んでいく日々をきっと来年も過ごすのでしょうね。なんか上手くまとまっていませんが、私はこんなことを考えながら展示会活用アドバイザーという仕事をしています。

まとめ

今朝のブログは1年目の失敗から学んだことというタイトルで私がこの仕事をする上で大切に考えていることについて書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。