変わり続けるコンセプト明確化ワーク

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

大阪の公立学校は昨日が始業式で今日から通常の授業がはじまります。新学期に完全に桜がないなんて…(笑)。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

1年目から変わらず最重要視しています

先日、今年も名古屋で連続講座「展活セミナー」がはじまりましたとご報告いたしました。現在は1講と2講のあいだの期間で、皆さんには“出展コンセプト”をがんばってまとめていただいているところです。

出展コンセプトをまとめる、とは「誰に何を伝えるための出展か」をわかりやすい言葉にすることです。今年はこのようなシートに書き込むかたちで考えていたただいています。

実は去年までは4つの箱が並んだ表を使ってコンセプトをまとめていたんですよね。今年からやり方を変えた理由は“1顧客1シート”にこだわりたかったからです。

例えば展示会で売りたいものが「高級ハム」だとします。“伝えたいお客さん”は高級百貨店のバイヤーかもしれませんし、無添加食材を扱うショップかもしれません。

この2パターンの顧客を同じシートに入れ込んでしまうことを防ぐために今年は1シート1顧客にこだわり、コンセプトシートは複数枚になってもいいことにしました。

なぜ1シート1顧客にこだわるのかというと、お客さんが変わればその人が「困っていること・求めていること」が変わるからです。そしてそれに対して自社が提供できることも変わるかもしれないからです。(同じ場合もあります。)

例えば、

百貨店のバイヤーが求めていることは
「目の肥えた顧客が納得するような食材を仕入れたい」

無添加食材を扱うショップが求めていることは
「アレルギーがあるお客さんにも安心して薦められる食材を仕入れたい」

これに対して自社が提供できることも変わってきますよね。

まずは1シート1顧客で書いていただいて、「誰に何を伝えるための出展か」を見える化していただきます。それが展示会成功への第1歩。伝わらないのは伝えていないのと同じですから、まずは私たちにわかるまでほぐしていただいて、そこからよりターゲットに刺さるような展示にするにはどうすればいいかを考えていきます。

連続講座の講師をするようになって6年目ですが、毎年このコンセプト明確化ワークに最も重きを置いてきました。毎年バージョンアップをしています。とにかくここをちゃんとやらないことにはチラシにもブースにも展開していけませんから、まずはここをがんばりましょう~!(^^)

まとめ

今朝のブログは変わり続けるコンセプト明確化ワークというタイトルで今年から取り入れているやり方について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。