町工場の展示会活用と2020年問題(1)

こんにちは^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

いよいよ夏っぽくなってきました。そんな大阪から今日もブログをお届けします。

2020年問題が日本ものづくりワールドに与える影響

先週、機械要素技術展、ヘルスケア医療機器開発展などから成る日本ものづくりワールドにて2020年問題に関するヒアリングをしてきました。

2020年問題とは東京オリンピックの前後の期間に東京ビッグサイトが世界の報道陣のためのメディアセンターとして使用されるため、展示会が開催できなくなる問題のことです。

この問題は日本中の中小製造業が貴重な新規獲得の機会として活用している“日本ものづくりワールド”にどのような影響をおよぼすことになるのでしょうか。

2019年の4月から2020年の11月まで東ホールは使えなくなるので、例年通りの開催スケジュールだと日本ものづくりワールドは2年間開催できないことになります。

その対策として、2019年は2月に東京ビッグサイトで開催。2020年は2月に幕張で開催するという対応策がとられました。しかしこの対抗策では下記のような問題が起こります。

1.2019年2月開催だと2018“年度”に2回開催されることになるので、自治体や大企業は出展の予算を確保するための手続きが非常にややこしくなる。

2.同時開催のヘルスケア医療機器開発展(MEDIX)は毎年2月に大阪で開催されているため、次回から日本ものづくりワールドのラインナップから外される。

3.2019年2月開催だとしても東京ビッグサイトは部分的に使えなくなり、次回の開催規模は縮小となる。

といったような問題です。この問題について出展企業の皆さんからご意見を聞いてきましたので、1つずつ解説こうと思います。確実に長くなるので、数回に分けて連載形式で書いていきたいと思います。

ということで、明日以降の「町工場の展示会活用と2020年問題(2)」に続きます。

まとめ

今朝のブログは町工場の展示会活用と2020年問題(1)でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。