すごいブース第1回【チタンクリエーター福井】機械要素技術展2012

2012年7月4日 2017年1月23日

大島節子

すごいブース第１回は「チタンクリエーター福井」さんのブースを紹介します。

2012年6月20日～22日　東京ビッグサイト

チタンクリエーター福井とはメガネ産業で有名な
福井県鯖江市・福井市の企業７社による
チタン加工グループです。
結成は2009年。
長年メガネ製造で培ってこられたチタンの難加工技術を
広く世界に向けて発信することを目的に活動をされています。

こちらのブース、最大の特徴は文字説明パネルが一切ない、という点です。

コンセプトは「チタンクリエーターズ・バー」。
昨年の同展示会や中国上海での出展経験を経られ、
より海外を含めた広い層にアピールするため文字説明をなくし、
映像とデザイン性で注目を集め、
“バーカウンター越し”という
コミュニケーションに重きを置いたブース設計をなされました。

実際に私もこちらのカウンターに立たせていただき、
カウンター越しに皆さんとお話させていただきましたが、
この高めのカウンターを挟む、という距離感が絶妙に話しやすい！

展示会では「お客さんが今何で困っていらっしゃるか」を
収集することが何よりも大切です。
「話しやすい」という環境を作るためにバーカウンターを挟む、
というこの方法はバーでマスターに悩みを聞いてもらってるような感覚になり、
大変効果的だと思いました。

文字パネルを一切廃したからといって説明がないわけではなく、
技術情報や発注までの流れは
このショップカードのような配布資料にきちんと書いてあります。

展示会のブースという時間も広さも限られた空間で
最大限の効果を発揮するために、
なくすものは大胆になくし、必要なものは思い切って取り入れる、
それを見事に具現化されたすばらしいブースでした。

チタンクリエーター福井さんへのお問い合わせはこちらから↓↓

名称	チタンクリエーター福井
ウェブサイト	http://tic-fukui.jp
お問い合わせ	0778-53-0810

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大島節子

展示会活用アドバイザー：展活

1975年大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95％以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。