もし本当に良いブースを決める展示会コンテストがあるとしたら

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

夜中から激しい雨が降っている大阪。警報が出ている地域もあるようで、お出かけの際はお気をつけくださいね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

何をもって“良いブース”と決めるのか

たまに展示会に行くと「良かったブースに投票して下さい~♪」みたいなブースコンテストのイベントをやっていて、何度か表彰式とかも見たことがあるのですが、展示会ブースの良し悪しを投票で決めるのってどうなんでしょうね。

そもそも“良いブース”とは何なのか?

展活的には良いブースにはちゃんと定義があります。それは「誰のどんなお困りごとが解決できるのかがわかるブース」。これが展活的良いブースです。

そして何と言っても出展社にとっていいブースとは「成約が取れるブース」です。しかも費用は安ければ安いほど良い。「費用対効果が高いブース」が出展社にとっての良いブースと言えます。

でも投票で選ばれたブースはこの定義を満たしていたりいなかったりします。投票で選ばれるブースは

●色使いや展示方法がキレイ
●多くの人に関係がある製品
●知り合いに投票を呼びかけている

等の傾向があり、そもそも一般にあまりなじみのない技術等を出展していると選ばれにくいです。

そんなこんなを踏まえ、もし私が何のしばりもなく自由に展示会ブースコンテストを仕切るとしたら…。

審査員を激選する!! これです。選び抜かれた審査員が決めるコンテストにします。

審査員にデザイナーやディスプレイのプロは入れません! デザイン的に優れているブースを選んでもしょうがないですから。それよりも企業の購買担当者・設備担当者など、その展示会の出展社が一番出会いたいと思っているような人のベスト10を算出し、その人を引っ張ってきます。

そうすることで本当に出展社が出会いたいと思っている人が何を見て、どういう基準で購入を決めているのか本当の審査ができるはずです。ブースの伝達力は問われると思いますが、おそらくブースだけを見て決めないと思うんですよね。事前に登録するガイドブックに載せるデータであったり、そもそもの商品力であったり、担当者の人間力もシビアに審査されると思います。

そうやってお客さんが本当に望んでいることを明確にし、順位がつくようなコンテストがあったとしたら、審査員に何かしらのフィードバックをもらうだけでも出展する価値がある展示会になりますよ!!

あぁ、こういう妄想をしているときが一番楽しいなぁ…(笑)。

まとめ

今朝のブログはもし本当に良いブースを決める展示会コンテストがあるとしたらでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。