お困りごとを書き出す際のポイント

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

しばらくいいお天気が続いた大阪でしたが、今日の午後からは雨みたいですね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

お客さんの頭の中にあるであろう言葉を具体的に書く

私の展示会セミナーでは展示会の伝達力を上げるために“問題解決型”展示会を作ることをオススメしています。問題解決型展示会とは誰のどんなお困りごとが解決できるのか、がわかる展示会のことです。

問題解決型展示会を作るために避けて通れないプロセスとしてお客さんのお困りごとの書き出しという作業があります。お客さんは誰で、どんなお困りごとをお持ちで、そのお困りごとに対して自社は何ができるのかを簡潔な言葉で書き出していく作業です。

お困りごとを書き出してください、というと皆さんこんな風に書かれます。

「小型化」
「コスト削減」
「効率化」
などなど…

もちろんこれは間違いではないのですが、もう一歩進めて「お客さんの頭の中にあるであろう言葉を具体的に書く」ということをしてほしいのです。その具体的な言葉こそがお客さんの目にとまるキャッチコピーになるのです。

例えば、一言で小型化と言っても工場機械の小型化とねじなどの部品の小型化では単位から違います。「機械を置くスペースが1㎡しかないんだけど…」も小型化のお困りごとですし、「部品として使うねじをあと0.5mmずつ小さくできないだろうか」も小型化のお困りごとです。

全ての小型化のお困りごとを解決できるわけがありませんし、自社の技術を必要とするお客さんにのみ刺さればいいわけです。「なぜ小型化したいのか」まで考えて、カンタンな文章でお困りごとを書き出してこそ、刺さってほしいお客さんに刺さる言葉をチラシやブースに掲げることができます。

なかなか根気のいる作業ですがここがキモなのでがんばってひねりだしてください。

まとめ

今朝のブログはお困りごとを書き出す際のポイントについて書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。