SusHi Tech Tokyo2026 レポ(行ってないけど)

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は靭公園のバラ園を散歩してきました。まさに今が見ごろできれいでしたよ。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

アジア最大級のグローバルイノベーションカンファレンス

4月27日(月)~29日(水・祝)東京都が主催するスタートアップの技術の祭典「SusHi Tech Tokyo」が今年も開催されました。

会場は東京ビッグサイト西ホール1〜4。今年で4回目を迎え、出展社数は国内外あわせておよそ770社、来場者数は6万人を予定しているとのこと。

この規模、ピンとこない方のために言うとメッセナゴヤとほぼ同規模です。日本最大級の異業種交流型展示会と同規模のスタートアップ展示会が、わずか4年でここまで育ってきたということ。それだけでもこの展示会の勢いが伝わってきますよね。

私が現地に行けなかったのですが、WBSの報道がとても充実していたので、今後、大阪のスタートアップ展示会に関わることもあり、勉強のためにレポを残しておきます。

「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)」名前の由来

大阪人はつい「なんやその名前!」とツッコんでしまいますが(笑)、この名前にはちゃんと理由があります。「SusHi Tech Tokyo(スシテック東京)」のネーミングは、「Sustainable High City Tech Tokyo」の頭文字から取られているそうです。

持続可能な都市(Sustainable)を、先端技術(High City Tech)で実現するという意味が込められており、「Sushi」とかけて、東京から世界へ発信する都市モデルを分かりやすく伝える意図があるとか。

詳細な由来は以下の通りです。
Sus = Sustainable(サステナブル:持続可能な)
Hi = High City Tech(ハイシティテック:先端技術を活用した都市)
Tech = Technology(テクノロジー:技術)
Tokyo = 東京(東京から世界へ発信)

単にお寿司(Sushi)を意味しているわけではなく、400年前の「江戸」から続く資源循環型社会(サステナブル)の概念に、現代の最先端技術を掛け合わせるというコンセプトを体現したネーミングなのだそうです。

会場の様子〜次世代ロボットから放射冷却素材まで

会場では日本のスタートアップが開発した最先端の技術が次々と展示され、多くの来場者で盛り上がりを見せていたようです。

AIを内蔵した次世代型の動物ロボット「フォックス」。人間の話を理解して表情を変えたり、一緒に歩いたりできるスマートロボットで、将来的なテーマパークへの導入を見据えて研究開発中だそうです。開発者は「事業には資金と機会が必要。国や東京都に全力で支援してほしい」と語っていました。

支援の成功事例としては、過去に東京都から5,000万円の支援を受けた企業が、外気温を2〜6度抑えられる放射冷却素材を開発。昨年の世界陸上でテントの素材として採用されたというエピソードも紹介されていました。

日本のスタートアップを取り巻く現実

とはいえ、日本のスタートアップを取り巻く資金環境は厳しいのが実情です。GDP比での資金調達額を比較すると、急成長している欧米などに対して日本は大きく遅れを取っています。

そこで東京都が本格的に動いています。2026年度の関連予算は前年比3割以上拡大し700億円超。スタートアップに最大10億円を支援する事業も盛り込まれました。

行政支援のメリットは資金面だけではありません。「東京都のお墨付き」があることで、特に海外での技術紹介時に相手からの理解を早く得られるという声もあります。スタートアップが成長して税収や雇用にプラスのインパクトをもたらす。行政にとっても投資対効果のある取り組みです。

ただ現状の課題は、支援を本格化して4年が経つ今も、税収増につながるほど大きく成長した企業がまだ出てきていないこと。個々のプレイヤーが集まれる場所はできたけれど、「投資マネーが集まる場所」がまだないというのが一番の課題だそうです。今後は東京都が旗振り役となり、投資家と連携してファンドなどを創設していく予定とのこと。これからが正念場ですね。

「問い合わせ先が東京都だった」という発見

さてここからは私が気になったポイントです。公式サイトを見ていて気づいたのが、問い合わせ先がちゃんと「東京都」だったこと。「それの何が珍しいの?」と思う方もいるかもしれません。でもこれ展示会業界的には結構珍しいことなんです。

通常、行政が主催する展示会の問い合わせ先は、運営を受託した民間企業になっています。展示会の企画・運営ごとコンペにかけて、毎回受託会社が変わるという形が一般的。

ただ毎年コンペで運営会社が変わってしまう展示会では、前年のノウハウが受け継がれず、毎回ゼロからのスタートになりがちです(東京都主催の「産業交流展」などはこのやり方です)。運営受託企業が変わるたびに「去年うまくいったやり方」が失われていく。これでは展示会はなかなか成長しません。

一方、運営主体が変わらなければ、毎回の経験が蓄積され、出展企業との信頼関係も育っていきます。腰を据えて展示会を育てる覚悟があるなら、確実にこのやり方の方がいい。SusHi Tech Tokyoがわずか4年でこの規模まで育ってきた背景には、こうした運営体制の在り方も関係しているのではないかと想像します。

スタートアップ展示会へ活かしていきたい

今後、私は大阪のスタートアップ展示会にも関わっていく予定があります。東京のこの取り組みから学べることはたくさんある。

展示会は一度やって終わりではなく、回を重ねるごとに育っていくもの。SusHi Tech Tokyoのこれからの成長も、大阪の取り組みも展示会の専門家としてしっかり見届けていきたいと思っています。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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