オリンピックを延期したとしてメディアセンターは?

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

桜が咲き始めていますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

東京ビッグサイトなら空いてないですけども

東京オリンピックは延期でほぼ決定のようですね。延期するとしてでは一体何ヶ月遅らせれば開催できるのか。これから膨大な調整がはじまることになります。

展示会に関わるものとしては真っ先に頭に浮かぶ言葉は「メディアセンターはどうするの?!」ですよねぇ。

現在、日本最大の展示会会場である東京ビッグサイトはオリンピックを取材するために世界中から集まってくるメディア関係者の拠点“メディアセンター”として使用するため、東ホールが使えない状態になっています。5月からは現在は使えている西・南も使えなくなり、7月と8月は青海の仮設会場も使えません。そのため2019年と2020年の展示会は時期や場所を変えて開催をするなど、大幅な調整をさせられることになりました。

東ホールが使えなくなったのが2019年の4月からで、ようやく再開されるのが2020年の11月。日本最大の展示会会場が20ヶ月もまともに機能してこなかったわけですから、当たり前ですが再開直後から展示会の予定はびっしりと入っています。

例えば12月7日(月)~12月12日(土)に開催される工作機械の見本市“JIMTOF”。こちらは日本最大級の展示会で東京ビッグサイト全館を使用し、来場者数15万人以上を集める巨大展示会です。公式ホームページによると2019年の末にすでに出展申し込みは締め切られ、今年のはじめには出展案内を送付済みとあります。

もしオリンピックが延期になったら1,000を超える出展社に対してリスケをお願いするのでしょうか? JIMTOF一つとっても膨大な調整が必要になってきます。

また一部の競技が行われる予定の幕張メッセにしても通常は展示会会場なわけですから、オリンピックが延期になるとまたその前後の期間の展示会予定を調整しなければいけないことになります。

調整の難しさを考えると2年後の2022年あたりに延期するのが現実的かと思いますが、そうなったらまた東京ビッグサイトが使えない長い期間ができてしまうわけで、そこはもうええかげんにせぇよ!ってなりますし、逆にでは別の場所をメディアセンターにとなると、ほんなら最初からそうせぇや!となるので、どっちにしても展示会業界からの一斉ツッコミは避けられそうにありません。

ほんとにまったくどうなることやら。やきもきする日々はまだまだ続きそうです。

まとめ

今朝の展活タイムズはオリンピックを延期した場合に起こる展示会への影響について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。