7月に見た展示会で印象に残っているのは
幕張メッセで開催された ものづくりワールド東京」です。
ご存じの方も多いと思いますが、
今年は東京ビッグサイトの改装工事の影響で会場が変更となり、
来場者数は昨年と比べて14,000人も減少した、
という少し寂しいデータも出ています。
この詳細は展活タイムズでも触れています。
>>ものづくりワールド東京2025 来場者数推移
「来場者が減ったのか…」と、
出展者にとっては不安になるニュースですよね。
ところが、です。
私が関わらせていただいた企業さんのブースは、
そんな状況をものともせずどこも大変な盛況ぶりでした。
なぜ、そんなことが可能だったのでしょうか?
その答えは、来場者数の増減といった外的要因に左右されない、
“問題解決型ブース”を徹底して作り込んだからです。
これは、単に自社製品を並べるのではなく、
「誰の、どんなお困りごとを、どう解決できるのか」が
一目で来場者に伝わるブースのことです。
その象徴が今年MOBIO展活に参加された新免鉄工所さんのブースでした。
実は、割り当てられた小間の場所は会場の端の方で、
決して良い条件ではありませんでした。
しかし展活ノウハウや独自の工夫をふんだんに取り入れ、
来場者の課題に響くキャッチコピーや展示方法を工夫したことで
ブースの訴求力が格段に高まり、
常に人が集まり熱心な商談が行われていたのです。
新免鉄工所さんのブース作りのポイントも、先日ブログで詳しく解説しました。
>>展示会ブース解説@新免鉄工所さん
今回の視察を通して、展示会の成功は来場者数だけで決まるのではなく、
自社のブースで何を伝え、どう来場者と向き合うか、
その“準備の質”こそが最も重要だと改めて実感しました。
来場者数のニュースに一喜一憂するのではなく、
自社の強みと来場者の課題を結びつけるブース作りに集中すること。
それが成果への一番の近道ですね。
この勢いは10月にインテックス大阪で開催される
「ものづくりワールド大阪」にも続きます。
私も様々な形で関わらせていただく予定ですので、
ご来場の方はぜひ会場でお会いしましょう。
XXXXさんの展示会を応援しています!