マーケティングとは何か

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

しばらく良いお天気が続きそうな大阪。暑すぎずいい感じです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

マーケティングに相当する日本語はない

先日、マーケティングの先生のお話を聞く機会があったのですが、改めて「マーケティングに相当する日本語はありません。『マーケティングとは何ですか?』100人に問いかければ100通りの答えが返ってくる、それがマーケティングです」とおっしゃったのを聞いて、ほんどそうよなー、と思った次第です。

展活ではマーケティングという言葉を安易に使わないようにしています。展示会の作り方マニュアルでいうところの

失敗しない展示会を作るための3つのポイントの中の
出展目的を明確にする」は要するにマーケティングです。

また、最終章の「行動するから結果が出る」これもマーケティングなんですよね。

私はまだマーケティングを簡潔に言い表す言葉にたどり着いていなくて、

●誰に何をどう売るかを決めること

はマーケティングだけど、あくまでもマーケティングの中の一要素でしかないと思っていて、マーケティングをちゃんと言おうとすると

●誰に何をどう売るかを決め行動しその結果を検証し改善しまた行動しこれを繰り返し最適な方法を探すこと

これくらい長くなってしまうと思うんですよ(笑)。

なので展活では最初に出展目的を明確にするを置き、最後に出展結果を検証し次に繋げるを置いており、それはどちらもマーケティングなのですが、マーケティングという言葉は使わずに説明をしています。

たぶんちゃんとマーケティングとか経済とかを勉強してきた方は私のセミナーを聞いて「これってマーケティング用語で言うところの○○だよね」と思われると思いますし、実際よく言われるのですが、あまり興味がないので覚えられません(笑)。

私の仕事の原点は売上の95%以上を占める得意先の倒産を経験し、連鎖倒産から逃れるためにやれることは全部やってきたこと、あの時期に経験したことに尽きます。まずはやってみて、うまくいかなかったらやり方を変えて、うまくいかない率を下げるためには誰に何をどう売るのか、と先にちゃんと考えて明確にしておく必要があるんだ、って自分で気付いていきました

私にとってのマーケティングは学びよりも先に経験がありました。

なので、展活をはじめたころ、最初に誰に何をどう売るのかを決めないことには展示会なんて作れるわけがないのに特に“誰”が決められない人があまりに多くて困惑しました。決めないことには進まないのに決められない人のなんと多いことか。私自身は“誰”選びで悩んだことはありません。まずは決める、一旦決める。やってみてうまくいかなかったら変えればええやん、やってみなわからへんやん、的な考え方で自分がずっとやってきたから決められない人の気持ちがわからなかったんですよね。

でもそれは私が極限の状態に追い詰められた中で必死でもがいてたから身についた天然の感覚です。ほとんどの人はそういう状況ではないから“誰”を決めるその決め方を教わる場が必要なんだ、だからマーケティングという学問があるんだ、そんなことに気付いていった次第です。

展活でやっていることは結局はマーケティングにはじまり、マーケティングを続けていく終わりのないマーケティングです。なので私が目指すべきは最もわかりやすく実行しやすい展示会を活用したマーケティングを学ぶ場を作っていくことなのかもしれません。

まとめ

今朝のブログではマーケティングとは何かというタイトルでマーケティングについて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。