「製造加工業だから展示するものがありません」

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

寒さに身体が慣れてきたのか、今朝は少し緩んだように感じます。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

展示会用の展示物を作ってください

おかげさまで12月に入ってから来年に向けて新しいお客さん、特に行政の支援機関さまからのオファーを複数いただき、直接打ち合わせをしたり遠方の方々とはメールや電話で打ち合わせを重ねるこの頃です。展活セミナーや展示会活用アドバイザー大島節子に興味を持ってくださる方が各地にいらっしゃるのだということが大変ありがたく、5年前には想像できなかった日々を過ごしていると思います。

製造業の事例が多いこともあり、はじめての支援機関のお客さんとの打合せで聞かれることが多いのはやはりこの質問。

「うちの支援先は製造加工業が多くお客さんから預かった部品を展示するわけにはいかない。製品がないから展示会で展示するものがない。というお悩みを持っていらっしゃる方が多いのですが、どのようにアドバイスされるのですか?」という質問。

これには「展示会用の展示物を作ってください」とお応えしています。

展示会用の展示物を作ってください、というとものすごく大層に考えてしまい、巨大なモニュメントのようなものを作られる方や尋常じゃないほどの精密加工がほどこされた模型を作られる方がいらっしゃいます。休日を返上してそういったものを作ることが好きでそれ自体が楽しいならいいと思うのですが、何もそこまでしなくてもいいのです。

それよりもまずは出展コンセプトを明確にし、「誰のどのようなお困りごとを解決できる技術なのか」を言語化します。そしてその問題解決を説明するにはどのような展示品があれば説明しやすく、相手に伝わりやすいのか、という順番で考え必要な展示品を準備されるのが一番成果につながりやすいはずです。

展示品はいつも作っている部品を簡略化したようなものでもいいと思います。問題解決を説明するための助けになること、これが展示会のための展示品を作るときに外してはいけないポイントです。

まとめ

今朝のブログでは「製造加工業だから展示するものがありません」というお悩みへのお返事を書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。