キャッチコピーのプロはここまでやっている

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

2月最終日。毎年のことですが2月ははやく過ぎていきます。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

プロのコピーライターがどうやってコピーを考えるか知っていますか?

先日「キャッチコピーは本当に難しい」というタイトルでブログを書きました。そのブログには問題解決型展示会のキャッチコピーフォーマットの鉄板を紹介し、それに当てはめればベタではあるけれども一応、伝えたい人に伝わるキャッチコピーにはなる、と書きました。

でも本当は安易に鉄板に当てはめて済ますのではなく、この一番難しいキャッチコピーを作るという工程と本気で向き合っていただきたいんですよね。

プロのコピーライターがどうやってコピーを考えるか知っていますか?

ベストセラー『伝え方が9割』の著者、佐々木圭一さんは元博報堂の売れっ子コピーライターです。佐々木さんが「情熱大陸」というドキュメンタリー番組に出演された際にコピーを考える具体的な工程が放送されました。

佐々木さんはたった一つのコピーを考えるのにまず100以上の候補を書き出されます。それを1枚の紙に1つのコピーを印刷し、それら全てを床に並べ1枚1枚見比べながら最終的に何を残すか選んでいきます。それはもう大層な時間と労力をかけて一つのキャッチコピーを生み出しておられました。

天才と呼ばれる人がここまで努力して一つのキャッチコピーを生み出しているのです。我々素人がパッと思いつけるわけがないですよね。

展活セミナーでは出展コンセプト明確化ワークという演習で「お客様が困っていること、求めていること」とそれに対して「自社が提供できること」を言語化していただきます。それを元に「誰に何を伝えるための出展か」を明確にし「出展コンセプトシート」を作成します。そのコンセプトシートと向き合いながら伝えたい人に伝えたいことを伝えるためにどんな言葉を使えばよいのか、を考えることがキャッチコピーを作る作業です。

これは決してラクな作業ではありませんが、プロのコピーライターがあれだけ時間と労力をかけて一つのコピーを生み出しているのだから、1つ2つ考えたくらいでやった気になってほしくないのです。少なくとも20くらいは候補を出してみましょう。ある程度候補が出た状態からのほうが周囲へ相談する際にも具体的な回答や的確な助言をもらえるようになります。

キャッチコピーはブースでもチラシでも一番目立つ場所に掲げます。展示会におけるたくさんの要素の中で一番大変ですが、大切な要素です。じっくりと向き合っていただきたいです。

まとめ

今朝のブログはキャッチコピーのプロはここまでやっているというタイトルでキャッチコピーの作り方・向き合い方について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。