変わりゆく時代に対応していくために

こんにちは^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨夜の雨はえげつなかったですね。さすがに何度も目が覚めました。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

あなたの仕事は“誰”の問題を解決することなのでしょうか?

先日「コンセプトは変える/軸は変えない 」というタイトルの記事を書きました。要約するとコロナ以降、時代が変わってしまったので、これまでのコンセプトのままで出展したのでは時代に合わなくなってしまう。なのでコンセプトを変更する必要がある。しかし軸は変えない、というようなことです。

コロナを経て今、我々はあらためてその“軸”があるのかを試されている気がします。軸とは「うちは何屋なのか」「誰に何を届けるのか」「誰のどんなお困りごとを解決できるのか」というようなことがきちんと落としこめているかどうかだと思います。その中でも私が大事だと思うのは“誰”の部分です。“誰”の部分をしっかりと落とし込んでおくと“何”に関しては時代に合わせて変えていけるのでは、と。

その“誰”はふんわりとした属性ではなくて、たった一人のこの人!くらい明確であってほしいです。そのたった一人の状況がコロナを経てどう変わったのかがわかれば自社の方向性も定まるくらいのたった一人。そういう人に出会えて良い関係性を築けているところはコロナ禍で既存の商品が売れなくなっても、次に開発すべき商品・技術・サービスを見つけられているように感じています。

展活ではずっと“誰”を明確にするためにはどうすれば良いかを考え続け、“誰”がわかる展示会=問題解決型展示会を作ろう、という指導をしてきました。それって問題解決は仕事の本質だからなんですよね。ということは問題解決型をきちんと落とし込めているところはコロナ禍も超えていけるように思うんですよ。

まだ展活企業から紹介できるようなわかりやす事例が出ていないので、上手く伝わっているのか不安ですが、「コンセプトは変える/軸は変えない 」で紹介したケイ・エイチ工業さんにはこのたった一人の方がいらっしゃいます。

自分の例で申し訳ありませんが、私もそうです。おそらくコロナで最も負の影響を受けたジャンルである“展示会”を扱っているにも関わらず、展活は時代の変化を上手く超えていけそうです。それは“たった一人”が明確だからだと思うんですよね。

今、先が見えなくて不安になっている方は、自分の仕事の軸になっていただけるような“たった一人”が見つかれば一気に視界が開けるかもしれません。

まとめ

今日の展活タイムズは変わりゆく時代に対応していくためにというタイトルであらためて“誰”を明確にすることについて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。