問題解決型展示会を目指す過程で避けて通れないポイント

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今朝は少しだけひんやり。これからどんどん暑くなってきそうですが。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

ついつい表現しやすい事例を選んでしまうけれど

問題解決型展示会を作る過程で避けて通れないポイントは誰のどんなお困りごとをどう解決できるのか、を表現するためにコンセプトシートの下の部分「その人が求めていること・困っていること」と「その人に提供できること」を具体的に書くことです。

お困りごとは具体的であればあるほど伝わりやすいです。ただ一方でわかりやすさ、表現のしやすさを優先してしまうと本当に伝えたいお客さんに伝わりきらなかったり、求めてた客層とは違うお客さんにばかり対応することになりかねません。

こちらの一発!早出しクンのチラシでいうと裏面の「時間がかかる」「イライラする」「発注ミスが怖い」がお困りごとで、「時短」「イライラ解消」「発注ミス0」が解決後の姿です。

これは早出しクンの価値・強みを最も活かせると思われる3つのお困りごと解決例だったのでこの3つに絞りました。でも絶対的正解ではないと思います。今後もっとこの製品の良さを活かした活用法をされる方が出てこられるかもしれませんし、実際すでにおられるけど把握できていないだけかもしれません。

御社の価値・強みを最も活かせるお困りごと解決例は本当にそれでいいのか、これはコンセプトを決める際、チラシを作っていく際に最後まで悩むポイントになると思います。絶対的正解はありません。だからこそ現段階での納得解が見つかるまでじっくりと検討する必要があります。

そして納得解が見つかったら万が一それが多少間違っていても結果は出ます。その答えに納得しているからです。考え抜いてたどりついた納得解を持って展示会に臨み、結果を検証して次回はまた改善すれば良いのです。

そうやって出展するたびに毎回より良い展示会に育てていく、それが中小企業の展示会出展のあるべき姿と私は考えます。

まとめ

今朝のブログでは問題解決型展示会を目指す過程で避けて通れないポイントについて考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。