伝わる話の構成を考える順番

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

台風が来てますね。このあたりはまだ雨だけで風はそう強くありませんがこれから強くなってくるのでしょうか。そんな大阪から今朝もブログをお届けします。

テッパン構成の効果を発揮するには考える順番が大事

先週末はお友達のプレゼン用原稿とスライドを一緒に考える機会がありました。もちろん例のテッパン構成にあてはめて考えていきます。

先月「伝わる話の構成にはテッパンがある」という記事を書いたのですが、この記事は7月のブログランキング1位で、たくさんの方に読んでいただくことができました。

この記事を書いたことによりプレゼンを作らなければいけない立場にある方からよく相談をいただくようになったのですが、相談にのる中で大切なポイントに気づいたので紹介します。

大切なポイントとはずばり考える順番です。プレゼンであれ講演であれまずは「本日のゴール」から考えることが大切です。本日のゴールは聴講される方の客層から考えます。

例えば経営者のための勉強会での事例報告であれば、客層は経営者か後継者。その人が求めていることは「自社でもマネできそうな売上を上げる(会社を良くする)ための事例を聞くこと」です。

なのでお客さんが聞きたいと思っているであろうことと合致する「本日のゴール」を最初に決めます。

次に「問題提起」を決めます。本日のゴールが決まれば、それが答えとなるような「問い」が何かしらあるはずです。それが問題提起です。

その次に「ノウハウ」。事例報告の場合はどの事例をチョイスするか、を決めます。

そして「まとめ」問題提起に対する「本日のゴール」を確認し、お客さんの背中を押してあげるようなメッセージを考えます。

そして最後に「自己紹介」。今回自分は誰に何を話すために呼ばれたのか、をきちんと整理し腑に落とした上で、その話を信用していただくには自分の経歴からどの部分をチョイスして話せばいいか、を決めます。

自己紹介は聴く人の信頼を得るためにあります。なのでとても大切な部分なのですが、全ての経歴を話す必要はありません。そのプレゼンなり講演を信頼してもらうためにはどんな自己紹介をすれば説得力があるか、という視点でどの経歴を話すか決めることが大切です。

整理すると伝わる話の構成のテッパンは

1.自己紹介
2.本日のゴール
3.問題提起
4.ノウハウ(事例)
5.まとめ

ですが、これを考える順番は

1.本日のゴール
2.問題提起
3.ノウハウ(事例)
4.まとめ
5.自己紹介

となります。参考にしていただけましたら幸いです。

まとめ

今朝のブログでは伝わる話の構成を考える順番を紹介してみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。