DXPO大阪’26 レポ

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

3月に入りました!早いなぁ…。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

流行の終わりと、本質への回帰

2月24日(火)~27日(金)の4日間、インテックス大阪の4・5号館にて「DXPO大阪’26」が開催されました。私は後半の初日である26日(木)に見学へ行ってきました。

一晩でブース完全入れ替え 驚きの運営スタイル

この展示会の特徴は会期の途中で展示テーマとブースが「完全に入れ替わる」ことです。

  • 前半2日間(火・水): バックオフィス系
  • 後半2日間(木・金): 営業・マーケ、IT・情シス、店舗EC系

つまり25日(水)の会期終了後に前半のブースが撤収し、そこから基礎小間の組み換えを経て、おそらく深夜~早朝にかけて後半の出展者がブースを設営するという、とんでもなくハードなスケジュールで動いているのです。

2023年に初めてこの形式で開催されたのを見たときは、「こんな無茶なやり方、出展者も施工業者も大変すぎて1回で終わるだろうな…(笑)」と正直思いました。しかし今回でなんと4回目。しっかり定着して続いているのですから、やりようはあるのですねぇ…。展示会運営の力技に感心してしまいます。

会場の空気感から感じる流行りの終わり

そんな後半の初日に会場を歩いてみた率直な感想ですが…。 正直に言うと、会場は「大盛況」というほどの熱気はありませんでした。ただ先月マイドームおおさかで開催されたAI博覧会は大盛況だったので、「この違いはなんなのか」と思ったりもするのですが…。
>> AI博覧会OSAKA2026 レポ

しかし私はこれをネガティブなことだとは思っていません。むしろ、数年前まで業界を席巻していた「DX」や「AI」という言葉の流行が終わったことを表している気がするのです。お祭り騒ぎの時期(熱狂期)が過ぎ去り、今は「自社の業務にどう組み込むか」「費用対効果は合うのか」を冷静に見極める、極めて現実的なフェーズに入った証拠だと言えると思うのです。

AI単体にはまだ熱狂があるけれど、総合的なDXやITツール全般については冷静な実務フェーズに入っている、ということなのでしょうか。

DX・IT業界の「4つのトレンド」

「流行の終わり」は、展示と会場で行われたセミナーテーマからも読み取れました。今年のトレンドは「本質への回帰」です。

大きく4つの傾向が見えてきました。

1. 生成AIの「実務実装」フェーズへの突入
「AIとは何か?」という夢を語る概論は姿を消しました。代わりに、「ChatGPTで売れる文章を作る」「AI駆動開発」「GoogleとAIで実現する営業DX」など、各部署の実務で具体的にどう使い倒すかという実践的な内容ばかりになっています。

2. ツールより「人」。人材育成と組織改革の壁
便利なツールが溢れる一方で、現場のリアルな悩みが浮き彫りになっています。「なぜAIが現場に浸透しないのか?」「DX実現のカギは人にあり」「人が辞めない強い営業組織のつくり方」など、システムを導入した後にぶつかる「人の育成」や「組織文化の変革」をテーマにしたブースやセッションが目立ちました。

3. 新規獲得から「関係性構築」へのシフト
マーケティングや営業の分野では、「なぜ顧客は去っていくのか?」「売上よりも、一日でも長いお付き合い」といったテーマが並びました。新規顧客を追いかけるよりも、今いる顧客といかに長く付き合い、ファンになってもらうかに舵が切られています。

4. 「ツールありき」からの脱却と、基礎の徹底
「ツールの導入ありきで進めてませんか?システム導入の成否を分ける業務フローと課題の整理術」や「正しいSEO対策と基礎知識」など、まずは自社の足元を見つめ直そうという強いメッセージを感じました。

まとめ

一晩でブースを総入れ替えするという物理的な力技で進化を続けるDXPO。 しかしそこで語られていた内容は人間臭いものでした。

流行が終わりAIが「当たり前の道具」になりつつある今。 私たち中小企業が向き合うべきは、最新ツールに飛びつくことではなく「自社の業務フローの整理」「人材育成」「顧客との対話」という、商売の基本なのだと気付かされる展示会でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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