行って感じてわかること

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

相変わらずの猛暑が続く大阪です。今週は天神祭がありますが、今までにない熱さになりそうですね。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

プチ・カルチャーショックの連続でした

先週の宮崎出張で帰りに空港で買った日向神話の本が思いのほか当たりで、この週末は日向神話に思いを馳せながらあらためて宮崎という土地について考えていました。

宮崎はほぼはじめて行ったのですが(子供の頃に家族旅行で行ったことがありますが、あまり覚えていません)、海外に行ったときに受ける価値観がくつがえされるようなショックではなく、プチ・カルチャーショックとでも言うべき経験をいくつもしました。

空港から訪問先企業までタクシーで行ったのですが、タクシーにナビがついていませんでした。私がグーグルマップで地図を見ながら行く先を指示しつつ向かったものの、そもそもグーグルマップが間違っていました。県庁所在地でもまだグーグルの車が周りきれていないということに一つ目のショック。

夕方、宮崎駅前に行ってみたところ、デパートがありませんでした。住宅はたくさんあるのに県の最主要駅の駅前にデパートがない。皆さん、買い物はどうされているんだろう、と二つ目のショック。宮崎県には私鉄がないそうです。だからデパートもないのですね。

翌日は宮崎駅から空港に向かいました。ホームは2つ。空港駅で降りようとするとまさかの有人改札。駅員さんに切符を渡して駅から出ました。一応鉄道系カードは使えるのですが、自動改札ではなくタブレットのようなものにかざして認識します。そしてそれすらも数駅にしか設置されておらず、まだまだ鉄道系カードが使える駅のほうが少ないという現状に三つ目のショック。

調べてみたところ宮崎県は農業に携わっておられる方の比率が国内で最も高いそうです。工業は旭化成が延岡市にあり、そこは企業城下町だそうですが、県の北のほうです。宮崎市内には町工場がありません。町工場がない町の景色って大阪で生まれ育った人間には異世界でした。四つ目のショック。工業がないので、海岸線にもよくある赤と白のキリンみたいなクレーンがありません。

なんだろう。世界がひっくり返るほどのショックではないんだけど、無意識レベルで当たり前と思っているものがない暮らしを感じて、まだまだ知らないことがいっぱいあるんだな、と思った次第です。

神話本によると、古代、稲作のはじまりとともに日本の歴史ははじまり、そのはじまりの土地が日向国なわけですから、今もこの土地が農業国であることは筋が通っているのです。

そして中小企業もその土地・地域の産業のあり方によって、それに最適なソリューションを考えていく必要があります。工業が盛んな地域で上手くいったノウハウをそのまま使えることもあれば、アレンジが必要なこともある。そんなことを思う暑い週末でした。

まとめ

今朝のブログは宮崎で経験したプチ・カルチャーショックから思うことを書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。