チラシの出来で9割決まる

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は3月11日。あれから9年です。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

コンセプトが明確になったら次にやることは

昨日の記事では“誰に伝えたいのか”がわかる展示会ブースを作るためには出展コンセプトを考える際に強みから考えることをやめよう、と書きました。そうやって手順を踏んだ上でコンセプトが固まったら次にやること、それはブース作りではありません。チラシを作ります。いきなりブースを作らずまずはチラシを作ることが成果につながる展示会を作るキモです。

このやり方をとりいれて5年目に入りました。その間、百数十社ほどの出展をサポートしてきて今言えること、それは「展示会が成功するかどうかはチラシの出来で9割決まる」ということです。なぜそれほどチラシが重要なのでしょうか。一つずつ説明していきますね。

明確になったコンセプトが更に深く内面化される

出展コンセプト明確化ワークでは、1.伝えたい人は誰か。2.その人は何を求めている・悩んでいるのか。3.その人に何を提供できるのか(うれしさ)。4.その根拠(スペック)。をシンプルな言葉で明文化していただきます。

そうやって出来上がったコンセプトをどのように見せればお客さんに伝わるのか。言葉は?写真やイラストは?色使いは?それら一つずつ最適なものを考えて選んでいく過程で、明確になったコンセプトが更に深く内面化され、腑に落ち、他人に説明できる状態に仕上がっていきます。

チラシはブースの設計図になる

そうやって出来上がったチラシの素材をブースに割り付ければそれだけで伝達力の高いブースが完成します。完成度の高いチラシを作ることができれば、それをブースに展開することはそう難しいことではありません。

事前集客に使える

展示会の前にはチラシを招待状と一緒に見込み客に送ると集客に使えます。展活セミナーではこの事前に送ったチラシで展示会前に受注に至ってしまった、という事例も複数出ています。

現場での接客に使える

展示会当日は自社ブースに興味を持って立ち止まってくださったお客さんへの最初の接触としてチラシを渡します。立派な会社案内や製品カタログではなくチラシだからスッと渡せて会話のきっかけとして使えます。

説明員指導にも使える

展示会当日は準備には関わってこなかった社員さんや、その日だけの派遣スタッフさんに接客を手伝ってもらう場面もありますよね。そういう人たちに出展製品・技術・サービスを理解していただくためにもチラシは使えます。一通りチラシに沿って説明すればいいだけです。逆に言うとその日だけの派遣スタッフさんでも数分の説明で理解できるくらいわかりやすいチラシを作っておくことが大切です。

以上が「展示会が成功するかどうかはチラシの出来で9割決まる」と私が断言する理由です。展示会の1ヶ月ほど前に完成度の高いチラシができていたらその時点でほぼ結果は決まります。チラシの重要性をあらためて確認していただければ幸いです。明日以降も展示会で成果を出すための具体的な方法を書いていきます。

まとめ

今朝の展活タイムズはチラシの出来で9割決まるというタイトルでチラシの重要性について改めてお伝えしてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。