展示会を会社のイメージアップに活用する
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今日は728でなにわの日、なんですね(笑)。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
受注だけじゃない「会社のファン」を増やす展示会に
展示会の目的は最終的には成約に繋げることです。しかしそれと同じくらい大切なもう一つの目的があります。 それは展示会を通じて、あなたの会社の“ファン”を増やすこと、つまり会社のイメージアップです。
今日は、難しい言葉は抜きにして、中小企業でもすぐに始められる、展示会を活用したイメージアップの具体的な工夫についてお話しします。
なぜ、展示会で「イメージアップ」が大切なのか?
大企業のように、莫大な広告宣伝費をかけられない中小企業にとって、年に数回の展示会は、自社の「人柄」や「らしさ」を、多くの人に直接伝えられる貴重な機会です。
価格競争に陥らないためにも、「この会社、なんだか良い感じだな」「この人たちと仕事がしたいな」と思ってもらうことが、これからの時代はますます重要になります。展示会はそのための最高の舞台なのです。
あなたの会社は、どう見られたい?4つの「見せ方」
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか? 「うちの会社は、お客様からどんな会社だと思われたいか?」を軸に、4つの「見せ方」のパターンをご紹介します。
① 「〇〇の専門家」として見せる工夫
「この分野なら、あの会社が一番だ」と認識してもらう見せ方です。 ブースにはあえて一番専門的な製品だけを置き、キャッチコピーは「〇〇一筋50年」。配布物は製品カタログだけでなく、その分野のノウハウをまとめた「お役立ち資料」にするのも良いでしょう。ブース全体の色を統一し、知的で専門性の高いイメージを演出します。
② 「親身な相談相手」として見せる工夫
中小企業ならではの、丁寧な顧客対応をブースで体現する見せ方です。 ブースには「どんなお困りごとでも、まずはご相談ください」というメッセージを掲げます。そして何より、説明員は最高の笑顔で接客し、製品説明よりまず「どんなことでお困りですか?」と、徹底的にヒアリングする姿勢を見せることが大切です。
③ 「チームワークの良い」会社として見せる工夫
「この人たちと一緒に仕事がしたい」と、会社の「人」の魅力でファンを作る見せ方です。 スタッフ全員でおそろいの、清潔感のあるユニフォームやポロシャツを着用するのも良いですね。ブースに一体感が生まれ、プロフェッショナルな印象を与えます。ブースパネルに、開発や製造に携わる「社員の顔写真」を載せるのも親近感や信頼感につながります。
④ 「面白い・新しい」会社として見せる工夫
業界の常識にとらわれない、ユニークな発想やチャレンジ精神をアピールする見せ方です。 製品デモをクイズ形式にしたり、来場者が参加できる体験型にする。ノベルティを、自社の技術を応用したユニークなものにするのも面白いでしょう。

その「見せ方」は、会期前から会期後まで続く
このイメージ作りは、展示会の3日間だけで完結するものではありません。 事前告知のメールやSNSの文面も、目指すイメージに合わせる。そして、会期後のフォローアップも、そのイメージを一貫して行うことが大切です。(例えば、「親身な相談相手」なら、フォローメールも非常に丁寧でパーソナルなものにする、といった具合です)
まとめ
中小企業が展示会で大企業と伍していくための武器は、豪華なブースではなく、会社の「人柄」や「らしさ」です。
今回ご紹介した4つの見せ方をヒントに、「うちの会社は、お客様からどんな会社だと思われたいか?」を、ぜひ一度、チームで話し合ってみてください。 その“なりたい姿”が明確になった時、あなたの会社のブースは、単なる製品展示の場から、多くのファンを生み出す最高の舞台に変わるはずです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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