緊急事態宣言下の展示会来場者数

こんにちは^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

真冬らしい寒い日が続きますね。そんな大阪から今日も展活タイムズをお届けします。

東京ビッグサイトで開催された展示会の来場者数前回比

先週、東京ビッグサイトでは3つの展示会が開催されました。コロナによる緊急事態宣言下において2020年春の展示会はすべて中止になったので、はじめての開催事例になります。主催はすべてリード社。昨日18日(月)に3つの展示会の来場者数が発表されたので、比較をしてみましょう。

COSME week

まずは1月13日(水)~15日(金)に開催されたCOSME week。こちらは化粧品開発展、国際化粧品展、美容・健康食品EXPO、国際エステ・美容医療 EXPOの4つの展示会で構成されており、会場は西展示場。2020年の開催実績が見つけられなかったので2019年との比較になりますが、来場者数は前回25,627人、今回10,648人。前回比41.5%でした。

国際宝飾展

次に1月13日(水)~16日(土)に青海展示場で開催された国際宝飾展。同時開催展のガールズジュエリーEXPOを含む開催実績は前回の来場者数が24,118人、今回8,892人。前回比36.9%。こちらは毎年ベストドレッサー賞が開催され芸能人が表彰されるのですが、今年はお披露目・パーティともに中止になったので、来場者数の減少に影響していると思われます。

資産運用EXPO

3つめは1月15日(金)~17日(日)に南展示場で開催された資産運用EXPO。同時開催展のフランチャイズEXPOを含む開催実績は前回の来場者数が17,216人、今回7,979人。前回比46.6%でした。

この数字に思うこと

緊急事態宣言を受けて開催を中止する展示会が相次ぐ中、リードジャパン社は今後も予定通り展示会を開催するようです。秋の展示会ではコロナ前とほぼ変わらないくらい集客していた展示会もありましたが、やはりこの状態では前回の3~5割程度の集客になっていますね。

個人的はもっと減っていることを覚悟していたので、意外と人来るんだなという印象です。お客さんの数が半数以下になると見た目にはすごくガランとした印象になります。しかし私が2020年の夏から秋にかけてかかわったリアル展示会では、きちんと対策をしたうえで出展をすれば、たとえ集客が前回比1/3程度でも質のいいリード(見込み客)は集まります。なので、この程度の減少率だったらキャンセル料を払うよりも出展したほうがメリットはあると思います。

ただもちろん各企業それぞれ安全や危機管理に対する考えがあるかと存じますので、出展をとりやめるという判断も尊重いたします。

辛い日々が続きますが、このしんどさを経たから得られるものがきっとあるはず。ひきつづき中小ものづくり企業の販路開拓のお役に立てるよう考え続けてまいります。

まとめ

今日の展活タイムズは緊急事態宣言下の展示会来場者数について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。