大阪市魅力発信事業O-TEX成果発表会レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今朝はやや寒めですが、これから良いお天気になってくるようですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

魅力ある商品を持つ18社による1年間の軌跡

3月2日(火)は大阪市魅力発信事業O-TEXの成果発表会に参加してきました。

大阪市魅力発信事業O-TEXとは大阪市の事業で、魅力ある商品を持つ18社の中小企業が更に商品力を高め、販路開拓をサポートする約1年間のプログラム。具体的には昨年大阪で初開催されたライフスタイルWeek関西への出展を軸に、テストマーケティングをし、商品を更にブラッシュアップして、大阪から魅力ある商品を広く発信していくことを目的としています。

事業の流れとしてはアドバイザーによるヒアリング→展示会に向けて個別面談→合同研修→ライフスタイルWeek関西→フォロー面談→個別商談会→成果発表会。私は8月に開催された合同研修の部分を担当させていただきました。

この日は成果発表にさきがけて当事業のアドバイザーによるセミナーが開催されました。

特に(株)カタログハウスの取締役、吉川美樹氏のお話が具体的で興味深かったです。氏曰く「日々悩みを考え抜いて浮き彫りにする作業=商品開発者の仕事」とのこと。『通販生活』の誌面を作るにあたり、過去のデータはあまり重要ではなく、お客さんは何に悩んでいて、その商品を使うとどうなるのか、その悩みの深さと広さ・具体性に適正価格が合致すると商品は売れるのだそうです。

更に売り場である誌面では「情」と「知」が半々であることが重要。「情」とは「こんな悩みがあったけど、この商品が解決してくれてうれしい!」という感情に訴える部分。「知」とは「なぜ解決できるのか」の根拠を具体的なデータや構造で納得させる部分を指します。

どちらも展活で大切にしているコンセプト明確化からの問題解決型チラシ・ブース・動画の構成にも言えることです。それを長年『通販生活』の誌面を作り、ヒットを飛ばし続けてきた方の言葉で表現したらこうなるのだ、と。その「情」にせよ「知」にせよ、商品が持つポテンシャルをどう表現すれば読者に伝わり、購買につながるのかを考え抜いてこられたこと。とことん表現方法にこだわってこられた先にヒット商品がある、ということがわかり非常に勉強になりました。表現方法のこだわりの部分に関しては私はまだまだ甘いということがよくわかりました。

セミナー終了後は事業報告からの参加企業による成果発表。壇上では3社が発表されたのですが、どこもライフスタイルWeekで数々のすばらしい出会いがあり、複数の成約につながったのはもちろん、メディアに取り上げられた事例も複数あったようです。

私も9月に開催されたライフスタイルWeekを実際に見学しましたが、ブースには常に人だかりができており、正直、今までかかわったどの展示会よりも盛況でした。最終的に18社の商談数は合計569件。名刺交換数は2,120枚だったそうです。すばらしいです!

合同出展支援をするならここまでやりたいですね。今回、私は合同研修1日だけの関わりでしたが、年間通して商品力・伝達力の両面で企業さんをサポートできるような関わり方ができるようになりたいな、と思いました。

参加企業の皆さん、アドバイザー・事務局の皆さん、1年間お疲れさまでした。すばらしい発表会でした。ありがとうございました。

まとめ

今朝の展活タイムズは大阪市魅力発信事業O-TEXの成果発表会レポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。