中止/開催の決断におもうこと

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

晴れのお天気が続き、昼間はだいぶ暑くなってきましたね。今年も夏がはじまるのですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

開催・中止どちらの決断も簡単ではない

昨日の記事に6月は展示会がたくさんある、と書きましたが中止になった展示会もあります。

人とくるまのテクノロジー展名古屋」は6月30日からポートメッセなごやで開催される予定でしたが、5月27日に中止が発表されました。※オンライン開催があります!


(上の画像は2017年に撮影したもの)

「人とくるまのテクノロジー展名古屋」は展活セミナーの参加企業さんたちと見学ツアーをしたこともあるし、展活企業が出展されたこともあってなじみ深い展示会です。昨年も中止になったので2年連続の中止になります。

6月1日から開催されている展示会のネットニュース記事に批判コメントがついているのを見て、なんとも言えない気持ちになりました。この時期に中止を決めることも開催を決めることもどちらも茨の道。ものすごい葛藤と話し合いと調整と対策をした上での決断なのです。

中止の決断は後々大きな負の影響が出てきます。一度離れてしまった出展者や来場者を翌年以降に呼び戻すのは大変だし、この日に向けてすでに制作されていた準備物がすべて無駄になります。ハイブリッド開催でオンライン展示会という受け皿があったとしても、まだまだ課題が多く、オンライン単体でも機能するところまで育てるには時間がかかります。その中で苦渋の決断をくだされたんです。

一方で開催の決断は心ない批判を受けることになるでしょう。対策を万全にして開催したところで、来場者数は確実に少ないわけですから、これまでと同じ成果は望めません。それでも業界の未来や関わる人たちのために覚悟を決められたわけです。

私は中止を決めた主催者さん、開催を決めた主催者さん、どちらにも敬意を表します。

私たちにできることは今後も展示会からクラスターを出さないこと。そのためにマスク・消毒等の対策をきちんとして、夜はおとなしくしてること。そしてオンライン展示会のプラットフォームを育てることです。

今日の記事はいつも以上に時間がかかりました。言葉を選ぶ必要があったからです。でもこういう難しい課題を考えるときにいつも思うことがあります。それは20代後半という早い時期に色々経験しておいてよかったな、と。一番よかったのは“人のせいにする”という選択肢がなくなってしまったことです。人を責めても何も変わりません。自分ではどうにもならないこともあります。その中で自分にできることを決めて、自分が動けば少しずつ周囲も変わっていきます。

まとめ

今朝の展活タイムズはめっちゃ時間かけて書いたわりに上手くまとまりませんでした。すみません。来年の今頃、あの頃はこんなことを考えていたんだな、と思い返せればいいなと思います。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。