人だかりができる展示会

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日も寒かったですね。今年何度目かの雪に合いました。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

寸法当てクイズに人だかり

製造業系の展示会は一つ話がまとまればその後継続して長いお付き合いがはじまり、最終的に数百万円、数千万円という大きな取引につながるので、1回の展示会でいい出会いが1つあればバンザイです。なのでむやみに人を集めようとするよりも、本当に伝えたい人に伝わるような展示会を作りましょう、というのが私の考えです。

それでもやっぱり人だかりができるっていいよね、と思った事例がこちら。

私のブログでは何度か書いてきたケイ・エイチ工業さんの自動縮尺スケール一発早出しクンのブースです。こちらのブースで昨年秋のメッセナゴヤに出展した際、「寸法当てクイズ」を企画されました。一発早出しクンを使って縮尺がわからなくなったサンプル図面の寸法を出して見て当たればマグカップをプレゼントする、というもの。

スタッフさんが使い方を説明した上でクイズに挑戦してもらうので、結局マグカップは誰でももらえるのですが(笑)あえて誰にでも配るのではなくクイズというイベント性を持たせたことがこの人だかりにつながりました。結果、商社からまとまった注文をいただくことができたので今後継続していく中で大きな取引になっていく見込みです。

メッセナゴヤという6万人以上が来場する展示会で、更にトヨタのブースがある1号館のメイン通り沿いだった、という好条件がいろいろ重なったのが大きかったのですが、このラッキーな偶然を活かそうとクイズという仕掛けを盛り込んだのはさすが平野さんだと思いました。ちなみにこのクイズの看板は展示会直前に思いつき、名古屋のスピード印刷業者さんに入稿し、展示会当日の朝に社員さんがその印刷会社まで取りに行く、というバタバタぶり(笑)。でも多少無理をしてでもこの思いつきを強行して結果的には大成功でした。

展示会ブースが完成したら4つのポイントをチェックしよう、という記事を以前書きましたが、

4つめの「感じる」とは体験する、ということです。この4つ目の感じるをブースに盛り込むことの効果を感じた事例でした。たくさんの人に集まっていただけると単純に楽しいですしね。ブースでの接客のモチベーションも上がります。展示会にこういった“イベント性”を持たせる、という試み、ぜひ自社のブースでも取り入れる方法を考えてみていただけたらと思います。

まとめ

今朝は人だかりができる展示会ということでケイ・エイチ工業さんの事例をご紹介しました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。