人とくるまのテクノロジー展2017横浜レポ

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

早朝から朝陽が明るい!そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

世界から最新技術・製品が集う自動車技術者のための日本最大の技術展

先週5月26日(金)パシフィコ横浜で開催中の人とくるまのテクノロジー展を見学してきました。

この展示会は今年創立70周年になる公益社団法人自動車技術会主催の1992年から続く伝統ある展示会で、世界から最新技術・製品が集う自動車技術者のための日本最大の技術展だそうです。出展社数が562社(1170小間)に対し来場者数は3日間で90,687人。出展社数に対して来場社数が非常に多いことからわかるように集客力のある人気企業のブースが多い展示会でした。

有名企業のブースはどこもこんな感じ。私が行ったのが最終日金曜日の午後の早い時間という一番人が多い時間帯だったこともあり、人はものすごく多かったです。

誰でも知っているような自動車メーカーが壁面にずらっと並び、角ブースもほぼ大企業ばかり。そんな中に地方自治体の支援団体による合同出展ブースがあったり(岡山と静岡)、1小間出展の中小企業ブースも中のほうには結構ありました。

どこよりもイメージブースが多い展示会

展示会の作り方マニュアルに「展示会ブースを作る」という章があり、私はそこに中小企業の1小間ブースでの良くない例として“イメージブース”を挙げています。社名やロゴだけのブースですね。この人とくるまのテクノロジー展は私がこれまで見てきたどの展示会よりもこのイメージブースが多い展示会でした。

スタイリッシュにブースには社名かロゴだけを掲示し、製品をポンと置いただけのブースにおびただしい数の来場者が押し寄せ熱心に話を聞いたり写真を撮ったりされていました。なぜこんな現象が起こるのかと言うとそのブースが大企業のブースであり、知名度の高い製品がそこにあるからです。

そんな中で起こる傾向として1小間出展の中小企業も大企業の展示法にひっぱられてしまっている、という印象を受けました。人でにぎわっているブースがどこもイメージブースであるため、名が知られておらず製品の知名度が低い企業も周りがそうだからそういうブースを作ってしまうのかなぁ、と。あの中で違うことをやったら浮いてしまうのかも知れませんが、中小企業はベタに問題解決型ブースを作ったほうが成果につながると思うんだけどなー、というのが率直な感想です。数少ない問題解決型ブースもまたにぎわっていたので。

こちらの展示会は来月名古屋でも開催され、名古屋展活セミナーの皆さんと見学会に行きます。中小企業の初出展のお手本になるようなブースがあったらいいのですが…(^^;;。

まとめ

今朝のブログは人とくるまのテクノロジー展2017横浜レポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。