お客さんが望むものを提供すると個性はなくなるのか

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日はHey! Say! JUMPのコンサートで感じたブランド構築とスキャンダルの関係性について書きました。今日も引き続きコンサートで感じたことを元に現在の自分の課題を考えていきたいと思います。

IN(要望)/OUT(作品・製品)

先日のHey! Say! JUMPの10周年コンサートは何がすばらしいってセットリストがすばらしかったです。聴きたい曲が全部聴けました。

Twitterでファンの方たちの反応を見ていてもセットリストを絶賛している人がほとんどでした。万人が満足するコンサートを作るって言うのは簡単だけど作るのは大変だと思うんですよね。10年かけて彼らが「お客さんが本当に望んでいること」を把握する力を得たのだとしたら凄いことです。

私は「お客さんが本当に望んでいること」を感じとり、望むものを提供してあげることはすばらしいことだと思います。でもそればかりやっていると同じような作品ばかりができてしまい、作品に個性がなくなるのでは、という声もあると思います。10周年でベストアルバムが出たタイミングだったからこのかたちが良かったけど、通常のアルバムツアーだとまた違うやり方が必要でしょう。

確かに作品を提供する側にいる人は常に半歩先を行き、お客さんがまだ欲しいと気づいていないようなものを先回りして提供するからこそヒット作が生まれるんですよね。ヒット曲が生まれなくなって久しいですが、今の時代はタイアップがないとシングルCDも出せない、というのも理由だと考えられます。表題曲はどうしても企業が求めるイメージに沿った作品になりますからね。でもその中でグループらしさを表現するのがジャニーズは上手いです。

自身がきちんとブランディングされていれば、お客さんが求めているものを提供してもその中に個性(らしさ)は表れます。そしてこれって私たちのビジネスでも同じなんじゃないかな、と思うのです。ついマーケットイン/プロダクトアウトどちらがいいのか、という二元論で語られがちですがどっちも大事なんですよね。

くしくも今年のHey! Say! JUMPのツアータイトルとベストアルバムのタイトルは『I/O(インプット/アウトプット)』でしたが、マーケットイン/プロダクトアウトの意味でとらえてみることもできるなぁと思ったので書いてみました。

まとめ

今朝のブログはお客さんが望むものを提供すると個性はなくなるのか、について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。