おすすめの展示会はありますかという質問

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今年は桜の満開が早かったからか花粉のピークも早いような。くしゃみをしながら書いてます。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

誰と出会いたいですか?

「おすすめの展示会はありますか?」とよく質問されます。扱っておられる商材がわかりやすければいいのですが、世の中にはまだまだ私の知らない仕事があって、「そんな仕事があるのですか!」というような仕事だとまず仕事内容を把握するところからはじめないといけないので、とても時間がかかります。

また、お仕事内容を把握できてもその商品を誰に売りたいのかが決まっているかどうかでもこたえは変わってきます。売っていこうとされている先を私がちゃんと理解できなかったり、ご本人自身が誰に売っていくのか明確になっていなかったりするので、ここでもまた時間がかかります。

なので「おすすめの展示会はありますか?」という質問にスパっとこたえるのはなかなか難しいのです。

ただ確実に言えることは出会いたいお客さんが来場する展示会に出してください、ということです。

いきなり東京に行くまえに

展示会には専門展と総合展がありますが、出会いたいお客さんと出会える可能性が高いのはもちろん専門展です。東京と地方では母数がまったく違うので東京ビッグサイトで開催される専門展に出展すると出会いたいお客さんと出会える可能性は高くなります。

でも私は中小企業がいきなり東京ビッグサイトの展示会に出展されることはおすすめしません。理由はお金がかかるからです。そして1回目の出展でお金をかけただけの成果が出る可能性は低いからです。

では具体的にどうすればよいのでしょうか。

見学に行く

出会いたいお客さんが来場しそうな専門展を見つけたらまずは見学に行ってください。主催者発表のとおりの層が来場しているかどうかをご自分の目で確かめる必要があります。出展されている方からお話を聞くとリアルな声が拾えますし、予想外の情報を得られることもあります。

無料や安く出展できる方法を探してみる

いきなり独自出展を目指さず、まずは自治体や所属団体から合同出展する方法がないか探してみる、というのも一つの手です。地方に行けばいくほどこの手の補助は充実していて無料で出展できるようなプランを持っている自治体もありますし、大抵正規金額の半額以下で出展できます。経験してみたら何かしら得るものはあるのでこういった支援策を上手く活用しましょう。

ローカル展示会からはじめてみる

本命の専門展示会を見学しながら見極めつつ、地元のローカル展示会に一度出してみましょう。大きな成果は期待できないかもしれませんが、横のつながりから情報が入ってくるので本命展示会を選んでいく際の参考になります。

また展示会は経験してみてわかることがたくさんあります。やってみることで足りないものや必要なことがわかります。それを経験した上で本命展示会にチャレンジしていただきたいのです。

そうやって1~2年かけて東京の専門展への出展の準備をしていくことが、結局は近道なんじゃないかな、と思います。いかがでしょうか。

まとめ

今朝のブログではおすすめの展示会はありますかという質問について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。