日本ものづくりワールド2018レポ

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日から東京に来ています。その理由は毎年恒例のこちらの展示会見学。今年もレポをお届けします。

第22回機械要素技術展ほか開催中!

昨日から東京ビッグサイトでは日本ものづくりワールドが開催されています。日本ものづくりワールドとは機械要素技術展、設計・製造ソリューション展、ヘルスケア・医療機器開発展、3D&バーチャルリアリティ展の4つの展示会から構成される製造業系では日本で最大級の展示会です。

昨年の出展社数は2,454社。来場者数は88,554人。今年の出展社数は2,580社とやや増えているので来場者数は更に増えるかもしれません。

合同出展ブースで埋もれないために

2,500社以上もの膨大な出展社を集められる理由は自治体や公共団体の合同出展ブースの多さです。下の画像をご覧ください。

こちらは機械要素技術展の会場図の一部を切り取り、合同出展ブースを黄色で塗りつぶしてみたものです。ご覧のとおり合同出展ブースの面積が大半を占め、合同出展ブースの隙間に単独出展ブースがあるといったような状況です。こんなにも合同出展ブースが多い展示会は他にありません。

地方の中小製造業への支援として展示会出展サポートは多くの自治体が取り組んでいますが、機械要素技術展は集客力がすごいため結果につながるようで、毎年合同出展は増え続けている印象です。

私は合同出展の事前対策セミナーをやらせていただく機会が多いので、合同出展ブースの見せ方が気になります。合同出展ブースの作り方のポイントは限られたスペースをどう使うか、に尽きます。

多くの合同出展ブースで出展者が使えるスペースは1mくらいの壁面と1mくらいの展示台のみです。ポイントは壁面ですね。この壁面をどれだけ確保して、そこに何を載せるのかを良く考えてブースを作っていただきたい。

壁面の割付に関しては島根県ブースがすばらしいのですが、残念ながら写真掲載は断られてしまいました。イラストで説明するとこんな感じです。

(イラストのクオリティよ…笑 どなたか島根県にツテのある方、写真掲載の許可を取っていただけませんか?(^^;;)

高い位置に通路からも読める文字の大きさ=顔の大きさでキャッチコピーを掲げる、それもパネルではなくタペストリーを用いています。このやり方をとることで、通常の合同出展ブースよりも壁面のPRスペースを多く確保することができ、来場者の目にとまりやすくなっています。

合同出展ブースの壁面はスペースが限られているので、A1くらいのパネルにびっしり文字を詰め込んで掲げているブースが多いのですが、文字が多すぎるパネルはNGです。パネルの文字はメインのキャッチコピーと1~2行程度の説明が限界です。それよりも何ができるのかが直感的にイメージで伝わるような画像を載せたほうが効果的です。

あと、合同ブースで目立つのが展示台の足元部分に説明パネルを置くパターン。下を見ながら歩いている人なんて展示会にはいませんから、足元にあるパネルなんてアイキャッチとしての意味はありません。島根はしまねっこ(ご当地キャラクター)で統一されていて、それもとても良いと思います。

まとめると合同出展ブースの見せ方のポイントとしては
・壁面上部に大きな文字でキャッチコピー。
・壁面パネルの文字を減らしてその分画像を。
・展示台の足元は説明パネルは読まれないので会社名や県名でよい。

この3点ですね。

日本ものづくりワールドは明日22日(金)まで東京ビッグサイトで開催中です。ぜひ行ってみてください。

まとめ

今朝のブログは日本ものづくりワールド2018のレポと合同出展ブースの見せ方について書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。