目標達成のためのスケジュール&タスク管理術

おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。

北陸の雨、大変だったみたいですね。大阪は予報よりもかなり短い時間しか降りませんでした。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

日々のタスクを目標に繋げるための考え方

展示会の目標は「新規受注を3件!」と高く掲げている。そのためのやることリストも作って、毎日一生懸命タスクをこなしている。それなのに、なぜか思うような成果に繋がらない…。

その原因はもしかしたらあなたのやることと会社の目標が、頭の中で繋がっていないからかもしれません。

今日は、展示会の最終ゴールである「受注」から逆算して、日々のタスクまでを一本の線で繋げる「目標達成&タスク管理シート」をご紹介します。

なぜ、ただの「やることリスト」では目標達成できないのか?

従来のタスク管理の落とし穴。それは「タスクを完了すること」自体が目的になってしまうことです。 例えば「招待状を500通送る」というタスクを完了しても、その500通という数字が最終目標である「受注3件」に対して十分なのか、あるいは多すぎるのか誰も判断できません。

つまり行動と目標が分断されているのです。これが日々の頑張りが成果に結びつかない理由です。

目標設定シート&タスク管理シート

この問題を解決するのが今回ご紹介する管理シートです。 シートは2つあります。1つ目ははゴールまでの設計図となる目標設定シート。そして2つ目は設計図を元にした具体的な実行計画であるタスク管理シートです。

1.「目標設定シート」で、ゴールまでの道しるべを置く

まずプロジェクトの羅針盤となる「目標」を、数字で具体的に設定します。ここではまず最終ゴールを決めそこから逆算して各段階でクリアすべき具体的な数値目標(KPI)を設定していきます。

「受注を3件」取るためには、「訪問・デモが10件」必要で、そのためには「Aランクの名刺が30枚」必要で…というように、ゴールから現在に向かって論理的に数字を積み上げていきます。 このシートが完成すれば、プロジェクト全体の「数値化された地図」が手に入ります。

2.「タスク管理シート」で、やるべきことを具体化する

1で見えた数値目標を達成するために「いつまでに、誰が、何をやるか」を具体的に決めていくのがこのシートです。

このシートのポイントは右端の「KPIとの関連」列です。 この列があることで、「この作業は、Aランク名刺30枚という目標達成のためにやるんだな」と、全てのタスクの意味が明確になります。これらをグーグルスプレッドシートにしてPCやスマホで確認し共有できるようにすることで、チームのモチベーションが変わるはずです。

まとめ

このシートを使うことで、

  1. 明確性: チーム全員が、目指すべき数字を共有できる。
  2. 納得感: 全てのタスクに「なぜやるのか」という理由が生まれ、モチベーションが上がる。
  3. 客観性: 展示会後に、どの数字が達成できて、どこに課題があったのかを、客観的に振り返ることができる。

    という、3つのメリットが生まれます。

日々の“作業”をこなすだけの準備から卒業しすべての行動を“目標達成”に繋げる準備へ。 ぜひこのシートを参考にあなたの会社の展示会準備をアップデートしてみてください。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数300回以上、指導人数10,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。初の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』好評発売中。