キャッチコピーは何個あってもいい
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
お盆を境に涼しくなるのかと思いましたが、また暑さが戻ってきましたね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
こんなんなんぼあってもいいですからね~
私はこれまで問題解決型展示会で使えるキャッチコピーには大きく分けて7つの型がある、というお話をしてきました。 それは下記の7つです。
①問いかけ型
②言い切り型
③名指し型
④数字型
⑤危機感あおり型
⑥感嘆型
⑦ダジャレ型
※詳しくは、こちらの記事で解説しています→ 問題解決型展示会用キャッチコピー7つの型
今日お話ししたいのは「作るべきキャッチコピーは、決して一つではない」ということです。 むしろ、「キャッチコピーは何個あってもいいですからね!」と、私は声を大にして言いたいのです。
今日は、私自身の本のチラシを題材に、なぜ複数のキャッチコピーが必要なのか、そしてそれをどう使い分けるのかを、具体的に解説します。
この一枚のチラシに、4つのキャッチコピーが!
こちらが、私の著書『展示会を活用して新規顧客を獲得する方法』のチラシです。もちろん、展活ノウハウに忠実に、問題解決型を意識して作られています。

この一枚の中に4つのキャッチコピーが使われています。
- ①問いかけ型:「『営業が苦手だから…』と、展示会の成功を諦めていませんか?」
→漠然とした悩みを抱える人の心に寄り添い、「これは私のことかも」と自分ごと化させるためのフック。 - ②名指し型:「展示会に出展したものの、成果が出ずに悩んでいる方必見!」
→このチラシが、最もメッセージを届けたい相手に「あなたのために書いていますよ!」と、直接呼びかけることで、関心をぐっと引き寄せます。 - ③数字型:「17社の成功事例に学ぶ!明日から使える展示会ノウハウの全て」
→この本を読むことで何が得られるのか、という具体的な価値を数字で示し、信頼性を高めています。 - ④感嘆型:「なるほど!ブースが勝手に『見込み客』を連れてくるのか!」
→読者が本を読んだ後の「理想の未来」を、お客様の声として共感と期待感を生み出します。
このようにたった一枚のチラシの中でも役割の違う複数のキャッチコピーを使い分けることで、多角的に魅力を伝えられるのです。
ブースにキャッチコピーを置くべき「4つの場所」
この「複数キャッチコピー」の考え方は、展示会ブースではさらに重要になります。チラシと同様、ブースにも役割の違う場所があり、それぞれに最適なキャッチコピーが必要です。最低でも4つは用意しましょう。
- メインの背面タペストリー: ブース全体のコンセプトを伝える、最も重要なキャッチコピー。
- パラペット(ブース上部の看板): 通路を歩いてくる人に向けた、最も“アイキャッチ”となるキャッチコピー。
- 通路側側面の縦書きタペストリー: 何十メートルも離れた場所からでも認識できる、超・遠距離用のキャッチコピー。
- 個別の展示パネルやPOP: 各製品の魅力を伝える、より具体的なキャッチコピー。
作ったキャッチコピーは、会社の“資産”になる
展示会のために必死で考え抜いたキャッチコピーは、会期後も会社の資産として、様々な場面で活用できます。 あなたの会社の魅力を凝縮した“宝物”ですから、ぜひ、色々な場面で使い倒してください。
- ウェブサイトのトップページに
- 会社案内の表紙に
- 営業用のプレゼン資料のタイトルに
どうです?キャッチコピーって、ほんま、なんぼあってもいいんですよ!
まとめ
たった一つの完璧なキャッチコピーを探すのはとても大変な作業です。 そうではなく役割の違う複数のキャッチコピーを用意するという視点を持ってみてください。
いわばキャッチコピー貯金ですね。その“言葉の貯金”が多ければ多いほど、様々な場面であなたの会社の魅力を伝えられるようになるはずです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

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