人だかりができる合同出展ブース

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

夜中に降っていた雨もあがり良いお天気になりました。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

最小限の予算で最大限の成果を!

1月に東京ビッグサイトで開催された健康博覧会に熊本県から健康関連企業が6社、合同出展をされました。実はこちらのブース、展示会からさかのぼること3ヶ月、昨年の10月に講師として呼んでいただいてセミナーと個別相談会をやらせていただいたのです。その際にアドバイスさせていただいたことをきちんと取り入れてくださり、本番ではこのような人だかりができるブースになりました。

見ていただくとわかるように、こちらの合同出展ブースは特に施工をしていません。ブース2小間にパラペットを配しただけです。いわば最低限の予算で最大限の成果を出したわけですが、今日はその秘訣をご紹介しようと思います。

伝えたいことは“上”に

以前のブースでは上部に掲げられていたものは「熊本県」という看板でした。もちろん熊本県ブースであるということも重要ですが、それ以上に重要なのは各企業が出展されている商品の価値を伝えることです。展示会を見学しているとよくわかるのですが、来場者は“上”を見ているのです。なのでのれんを作ることを提案しました。

のれんに掲げる文言は会社名でもいいのですが、更に商品の価値が伝わるようなキャッチコピーを載せるとより伝えたい方に立ち止まっていただける確率が高くなります。なのでコンセプト明確化ワークからひねり出したキャッチコピーも載せてもらうようにしました。

フォーマットを整えて統一感を

2番目の提案はフォーマットの統一です。以前は出展企業の皆さんが個々に作られたポスターを背面に貼っていらしたのですが、のれんと同じフォーマット壁面タペストリーを制作し、そこにはコンセプト明確化ワークを経て作成された問題解決を前面に出していただくようにしました。

合同出展ブースに統一感を出すことは見た目をかっこよくする、ということ以前にお客さんへの思いやりでもあるのです。フォーマットが統一されているほうがお客さんもどこをどう見ればいいのかがわかりやすくなり、興味を持った方はそれぞれの出展社にお客さんから話しかけてくださるようになります。

展示台の下部にはくまモン!

最後に展示台の下部をどう使うかです。以前はこの部分に各企業さんが自作のポップを貼っていらっしゃったのですが、それはやめてもらいました。見た目がごちゃごちゃする上に、お客さんは下部はあまり見ないからです。かといってこの部分を白いままにしておくのでは全体が殺風景になってしまいます。

なのでこの部分にはぜひくまモンを配置してください、と提案しました。熊本県ブースであるということをことさら強調するのではなく、ここにくまモンがいることでさりげなく「ここは熊本県ブースですよ~」と伝わるくらいが良いと思ったのです。

以上の3つの提案をさせていただき、それを取り入れていただいたところ、熊本県ブースは例年よりも人だかりができる大盛況ブースになりました。ただこの結果は私の提案のおかげではありません。この程度のことは私は誰にでも言います。ただそれをやってくださるかどうかは提案を聞いてくださった方たち次第なんです。

その点、熊本はそもそも県が熱い! 先日、プロフェッショナル仕事の流儀という番組でくまモン特集を見ました。くまモンという営業部長の存在を軸にして、熊本のために一生懸命に働いておられる県の皆さんの情熱が凄いのです。

熊本の皆さんからは私も非常に学ぶところが多かったです。皆さんが展示会を活用してますますご活躍されることを心よりお祈りしております。ありがとうございました。

まとめ

今朝のブログは人だかりができる合同出展ブースというタイトルで熊本県ブースを紹介してみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。