かっこいいブースは誰のため?

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

6月がはじまりました。そろそろ梅雨入りする頃ですが、今日は良いお天気。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

お客さんはブースにかっこよさを求めているわけではない

現在、名古屋の展活セミナーとMOBIO展活セミナー(大阪)の2つの連続講座を同時にやらせていただいています。どちらも毎回講座の翌日に気づきを10個メーリングリストにアップするという宿題があります。先日、見学ツアーの後のこの宿題に「お客さんはブースにかっこよさを求めているわけではない」と書いてくださった方がいらっしゃいました。私はそのようなことは言わなかったのですがいつも思っていることなので、こういう気付きを得ていただけてとてもうれしかったでです。

かっこいいブースを作ってうれしいのって、誰なんでしょうね? お客さんにとってブースがかっこいいかどうかはまず関係ありません。 ブースがかっこよくてうれしいのは自分(自社)なんですよね。

お客さんにとって大事なのは自分に関係があるかどうか、自分に何かしら良いこと・メリットをもたらしてくれるブースかどうか、それだけです。

私のセミナーで必ずお話しすることに展示会ブースを伝達力でレベル分けすると3つのレベルに分けることができる、というものがあります。

レベルCはイメージブース。社名とロゴだけのブース。レベルBはできることを並べているだけのブース。レベルAは問題解決型ブース、すなわち誰のどんなお困りごとが解決できるのかがわかるブースです。もちろん一番良いのがレベルAで、一番良くないのがレベルCのイメージブースです。

イメージブースは確かにかっこいいです。例えば黒色などの一色で壁面を塗りつぶし白色のロゴだけを浮き上がらせたようなブースはめっちゃオシャレです。大企業のブースはイメージブースが多いですよね。トヨタならそれでいいんです。ナイキでもシャネルでもそれでいい。なぜならトヨタやナイキやシャネルが何屋かみんな知ってるからです。ロゴだけで伝わるからです。

あなたの会社はロゴや会社名だけで伝わるだけの知名度を持っていますか? そうではないのならば、そして展示会で伝えたい人に伝えたいことを伝えて新規顧客を獲得したいという気持ちがあるのであれば、オシャレなブースを作りたいという欲求は一旦置いておいて、見た目はあまりかっこよくないかもしれませんが、ストレートに問題解決を前面に出したブースを作ったほうが成果につながりやすいです。

お客さんはブースにかっこよさを求めているわけではありません。ブースがかっこよくてうれしいのは誰ですか? ブースを作り始める前に自分の頭に問うてみることをおすすめします。

まとめ

今朝のブログはかっこいいブースは誰のため?というテーマでお届けしました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。