展示会に布類を持ち込む際に注意すること

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

夜中に雨が降ったようで少し涼しい朝。今日は降ったりやんだりの天気のようです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

防炎規則を知っておこう

展示会の出展社説明会に行くと分厚い説明資料が配られ、たくさんのルールの説明があります。ルールは展示会主催者や使用する会場によっていろいろですが、例えば東京ビッグサイトで開催される日本ものづくりワールドには“防炎規則”というルールがあります。

会期前日か会期中に最寄の消防署の査察があり、防炎規則を守っていないブースは取り壊される、と書いてあります。

施工ブースの場合は装飾用合板に防炎合板を使うこと。中小企業のブースで施工ブースは少ないのでこの部分はあまり関係がなさそうです。関係があるのは下記の部分です。

・防炎対象物品(防炎処理が必要なもの)
 a カーテン
 b 仕切り用に用いられる布製のアコーディオンカーテン・ついたて
 c 装飾のために壁面等に沿って下げられる布製のもの
 d 布製ののれん・幕等・暗幕
 e 映写用スクリーン
 f 布製のブラインド
 g 絨毯・カーペット・人口芝・ござ
 h シート類

cの“装飾のために壁面等に沿って下げられる布製のもの”これはタペストリーのことですね。あと上のa~hのどれに該当するのかわかりませんが、テーブルクロスも布ですね。

防炎処理がされているかどうかは防炎ラベルで判別します。このラベルは日本防炎協会というところが発行をしていて、認可が下りた素材に添付することができます。

東京ビッグサイトなどの展示会現場で実際に消防の方が一枚一枚防炎ラベルを確認していらっしゃるところを見たことはありませんし、そのような厳しいチェックがあったという話を聞いたこともありませんが、規則なので遵守すべきです。

なのでタペストリーやテーブルクロスを作る際は制作会社の方にあらかじめ「防炎認可が下りている素材で作ってください」と、お願いしておくと安心ですね。

まとめ

今朝のブログでは展示会に布類を持ち込む際に注意することというタイトルで展示会の防炎規則についてご紹介しました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。