展示会と“調整力”

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日から8月。容赦ない暑さです。そんな早朝の大阪から今朝もブログをお届けします。

関わる人が増えれば増えるほど無難になっていく

今年は今決まっているだけで4つの連続講座をやらせていただくことになっているのですが、講座内で作った案どおりの展示会が実現するかどうかには法則があるということがわかってきました。

展活セミナーを受講された方が主導権を持って展示会に関わる決定の大半を担われる場合、ほぼセミナー内で思い描いていたとおりの展示会ブースが実現します。

それに対してセミナーを受講された方と実際の展示会のあいだに例えば社長さんであったり、社内で発言力のある方であったり、協力会社の方であったりといった人が複数いる場合があります。その数が多ければ多いほどセミナー内で思い描いたブースとは離れてゆき、訴求力は下がり、ありふれた無難なブースになってしまいがちです。

それは当然といえば当然で、万人の意見を受け入れれば受け入れるほど攻めた表現は難しくなり、当たり障りのないものが出来上がってしまうのです。

なので理想は社長さんなど決定権がある方に展活セミナーにお越しいただき、展活セミナーで作ったチラシ・ブース案をそのままデザイナーさんに伝えて展示会を作っていくことができれば一番いいです。

しかし100の会社があれば100の事情があります。展活セミナーと実際の展示会のあいだに何人もの人を介さないといけない事情がある会社もたくさんあることは私も承知しています。

何人もの方が関わっていらっしゃるにも関わらず、思い描いた展示会ブースを実現される方ももちろんいらっしゃいます。そういう方に何があるのかというとやはり“調整力”なんですよね。きちんと他者の意見も尊重しながら、皆さんに納得していただいた上で当初の予定通り進めていくことができる力。

そういう方は日ごろから“聞く力”が高い方なのだと思います。あと私がお伝えした展活ノウハウをしっかりと自分のものにしていらっしゃるから自信を持って自分の案を伝えられるのだと思います。

私自身20代で社長になってそれからずっと何でも自分で決断して自分で実行してきたので調整力は低いほうだと思います(笑)。展活セミナーでの経験をとおして私も色々と学ばせていただいています。

まとめ

今朝のブログでは思い描いた展示会を実現するために必要な“調整力”について考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。