展示会でお金をかけるポイント

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

5時だとまだ真っ暗ですね。日に日に寒くなってきました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

お金をかけるポイントを納得してもらうために

展示会はお金をかければ成果につながるわけではありません。何百万円もかけて立派なブースを作ったところで伝えたい人に伝えたいことが伝わらなかったら展示会は失敗です。なので展示会に出はじめの初期の頃は極力経費を削ったブースで出展をされる企業も多いです。私が持っている資料の中で一番の節約ブースはこちらです。

展活以前のケイ・エイチ工業さんのブース。いまやこんなブースに生まれ変わりました。

何にお金をかけるようになったのか。それはデザイン費です。そういう決断をするようになった理由はデザインは投資するだけの価値があると経営者自身が納得をされたからです。

展活セミナーでは徹底的にコンセプトを明確にします。明確にしたコンセプトを正しく伝えるために伝達力の高い展示会ブースを作ろうとするとどうしても素人が作った訴求物では弱く、コンセプトをきちんと理解したプロにデザインをお願いすると求める以上の伝達力を発揮し、成果につながるブースになります。

今年の名古屋展活セミナーでは見事にそれが証明されました。

6月に小倉で開催されたウェルディングフォーラムin西日本に出展をされた名東産業(株)さんのブース。6月はまだ連続講座の最中だったので名東産業さんがきちんとデザインされたブースで出展されたことによる効果を同期の皆さんは講座中に目の当たりにされることになりました。

名東産業さんの実績が皆さんの刺激になってデザインをプロに依頼される方が続出し、今年の名古屋展活セミナーからは非常に伝達力の高いブースが続出しました。

名古屋オートモーティブワールドに出展をされた(株)三洲ワイヤーハーネスさん。

エアロマートに出展をされたサン樹脂(株)さん。

建築総合展に出展をされた(株)竹入製作所さん。

上の4社のチラシとタペストリーをデザインしてくださったのはこのブログにも何度も紹介をしている犬山印刷の宮島さんです。名古屋展活セミナーは今年で4年目です。宮島さんには1年目から制作の受け皿になっていただいていましたが、過去3年間は毎年デザインを依頼される方は1~2社でした。それはやはり本当にデザインとは投資に見合う価値があるのかどうか信じていただけるだけの証拠をこちらから提示できていなかったからだと思います。

しかし4年間続けてきたことで実績も増えて、経営者に納得をしていただきデザインをプロに任せるという決断をしていただけるようになりました。最終的にデザインにお金をかけるかどうかを決断するのは経営者さんなので我々から無理強いをすることはできません。コツコツと実績を積み重ね納得いただけるだけの材料を増やしていくだけです。

今年はグッと実績数が増えたので今後の説得は少しやりやすくなるかな、と期待しています(^^)。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会でお金をかけるポイントというテーマで考えてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。