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尊厳の源にあるもの

公開日: : 最終更新日:2019/11/15 心のはなし, 日々のはなし

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

秋ですねー。読書の秋。今朝の展活タイムズはミシェル・オバマの『マイ・ストーリー』を読んで思うことです。

心動かされた3年前のミシェルの演説

はじめてミシェル・オバマに興味を持ったのは3年前の今頃でした。インテックス大阪からの帰りの車内で誰かがリツイートしていたその演説の日本語訳を読みはじめると涙が止まらなくなりました。車を路肩に止めて最後まで一気に読み、アメリカと日本の違いと共通点を想い、それからしばらくその演説は私の頭にずっと残っていました。

その演説とは前回の大統領選挙前のヒラリー・クリントンへの応援演説です。

>>演説の日本語訳はこちら
>>実際の映像はこちら

その頃、ヒラリー・クリントンは現大統領のドナルド・トランプと大統領選挙期間中でした。この演説の数日前トランプはテレビ番組で彼の女性観について話し、その内容があまりにも下品で女性への侮辱に満ちていたのでミシェルは演説でそれを訴えたのです。(実際は大半の予想を裏切ってトランプは大統領になってしまったわけですが…。)

私の涙腺が決壊したのはこの部分です。

もしかしたら私たちは、傷つきやすい状態になるのを恐れているのかもしれない。もしかしたら私たちは、感情を飲み込んで黙っていることに慣れてしまったのかもしれない。他の人がいつも、女性の言葉よりも男性の言葉を信じるのを見てきたから。

私がミシェルに興味を持ったのは大統領夫人という立場で公の場でこういうことを言ってしまうんだ!ということに驚いたからです。ヒラリーの失敗を見てきたのに。こんなこと言ったらまた演説の内容とはまったく関係のないことであげ足をとられるかもしれないのに。なぜ自信を持ってたくさんの人の前でこんな話ができるのだろう、彼女は一体何を資源としてその尊厳を保っているのだろう、ということに興味をもったんです。

最近ミシェルの自伝『マイ・ストーリー』を読みました。全世界で1000万部売れているそうです。私のようにどうやって今の彼女が形成されていったのか、彼女の人生に興味を持つ人がそれだけいるということですよね。

本の中で彼女は黒人地区の学生たちにこんなアドバイスをしています。「学校を活用しなさい。」と。これはほんとうにそうだと思います。賢くなればいいし、それが全てかもしれない。彼女はシカゴの下町生まれだけれど真面目な父親と教育熱心な母親のサポートを受けて地元の進学校からプリンストン大学、更にはハーバード大学のロースクールに進学し弁護士になります。そして弁護士事務所でバラク・オバマと出会い結婚し子供を産みやがてファーストレディーになります。

私が勉強に目覚めたのは大学に入ってまもなくでした。女子大という環境は私がずっと持っていた勉強への秘めた情熱をはじめて受け止めてくれました。「女子が一番でいいんだ!」という気付きは私にとって衝撃で、どんなに勉強してもガリ勉とか言われないその環境は天国のようで4年間がむしゃらに勉強をしました。その間に身につけたものが今の仕事や生き方に確実につながっています。私の人生で一番大事だった選択は女子大に行くと決めたときだと本気で思っています。

勉強をするのかしないのか、決めるのはもちろん自分なのですが、「女の子が頭良くても縁遠くなるだけ。バカなくらいが可愛い」と言われて育つのと「あなたには力がある」と言われて育つの、同じ選択になりますか? ミシェルの両親も夫となるバラクも後者でした。その環境に甘えることなくミシェル自身が努力して学び続け、その先にあの演説での自信や尊厳があったのだと私はこの本を読んで思いました。

少子化だ人材難だ言われていますが、まだまだ自分の力を発揮しきれていない優秀な女性がたくさん埋もれていると思います。女の子から勉強の機会を奪うことなく、間違っても「バカなくらいのほうが可愛い」という呪いをかけないであげていただきたい。この件に関しては言いたいことはいくらでもあるのですが、際限なく長くなるのでこのへんで。

ミシェル・オバマの自伝『マイ・ストーリー』から私が感じたのは学びの大切さでしたが、なんせ分厚い本なので他にもいろんな視点から多くの気付きをえられると思いますし、一人の女性の壮大な人生に寄り添えたようで読了後は大河ドラマを完走したような充実感があります。よかったら読んでみてください。

まとめ

今朝の展活タイムズはミシェル・オバマの自伝『マイ・ストーリー』を読んで思うことを書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。 1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。レンタル什器をとおして1000件以上の展示会に関わり、また2012年からは展示会活用アドバイザーとして100社以上の展示会をサポートしてきた経験を元に中小企業経営者向けに「失敗しない展示会の作り方」ノウハウを構築。それを伝えるべく活動をしている。

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    1975年 大阪市生まれ。 1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。レンタル什器をとおして1000件以上の展示会に関わり、また2012年からは展示会活用アドバイザーとして100社以上の展示会をサポートしてきた経験を元に中小企業経営者向けに「失敗しない展示会の作り方」ノウハウを構築。それを伝えるべく活動をしている。


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