完全オンライン化を決めた展示会

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

良いお天気が続き、昼間は夏日。マスクで歩くのが苦しくなってきました。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

リアルは中止、オンライン展示会として開催

先週、毎年10月に幕張メッセで開催されるアジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会であるCEATECが、今年はリアル展示会は中止し、オンラインでの開催を発表しました。CEATECの昨年の来場者数は144,491人。約15万人もの人が来場する展示会が完全オンライン化される、とのニュースはなかなかの衝撃でした。

>>詳しくは公式ページをご覧ください。

CEATECという展示会は約15万人の来場者に対して、出展社数は787社。1つ1つのブースが大きいのが特徴で、展活が普段サポートさせていただく企業さんとはあまり縁がない展示会です。なのでこれまで関わらずに来てしまいました。昨年のリアル展示会を見た上で、今年のオンライン展示会に参加できればおもしろい比較記事が書けたのにな、と思うとちょっと悔しいです。

テーマがIT技術とエレクトロニクスの国際展示会、ということなので、出展企業ITの専門家ばかり。となるとバーチャルブースやライブプレゼンテーションのシステムも在りモノの流用というわけにはいかなさそうですし、一体どんなかたちでの開催になるのでしょうね。

一般的にリアル展示会では専門家や有名人による講演会が開催され、それ目当てで来場するお客さんも物理的に企業ブースの前を通らないといけない動線になっています。オンライン化によって講演依頼は受けてもらいやすくなりそうだし、席数に上限もないので(上限を設定することはできますが)、講演目当ての来場は増えそうな気がします。

しかし講演だけ聴いて帰ってしまおうと思っているお客さんを出展企業ブースに誘導するような仕掛けがないと、来場者数は多くても企業ブースには人が来ない、という結果になりかねません。そのあたり、どんな工夫がなされるのでしょうか。今頃関係者の皆さんがいろいろと案を練っておられることでしょう。

はじめての試みということで、恐らく出展料もお安めに設定されると思われます。展活企業の皆さんとはあまり縁がない展示会かもしれませんが、今、これを経験しておくことは非常に有意義だと思うので、関係がありそうなジャンルの企業さまはぜひチャレンジされてみてはと思います。

まとめ

今朝の展活タイムズでは完全オンライン化を決めた展示会CEATECのご紹介でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。