これからの展示会にまた一つの方向性が

おはようございます^^
展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昼間はもう真夏ですね。今で十分ですが、まだまだ暑くなりますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示会がVRで記録されていつでも見れる?!

今年の2月に幕張メッセで開催されたスーパーマーケットトレードショー。私も実際に見学してきましたが(そのときのレポはこちら)、この展示会の中の企画展“Future Store NOW”がなんとVRで体験可能なバーチャル展示会としてウェブで公開されているとのニュースが入ってきました。

>>バーチャル展示会サイトはこちら

なんか自分が行ったコンサートがDVDになるのが嬉しいのと同じように、自分が行った展示会がバーチャル展示会としてまた見れるってすごく嬉しいですね(笑)。

上に貼ったリンクはパソコンからしか動かせないようなので、スマホで見てる方に向けて解説しますと、近いのはグーグルマップのストリートビューですね。実際に自分が展示会会場に居るような感じで、見たいブースに向けて自由に移動することができます。

今回、バーチャル展示会化されたのはスーパーマーケットショーの中でもごく一部の企画展だけですが、技術的にこれが可能ということがわかったので、今後は展示会のアーカイブをこのようなかたちで残すところも増えてくるかもしれませんね。

2020年前半はほぼ全ての展示会が中止・延期となりましたが、後半は開催に向けて動くところも増えてきます。しかし現状、収容人数の50%しか入場できないという規制があるため、開催しても今までのような成果は期待できません。なので実際に展示会に来場できない人にも訴求するような仕組みを考えることが急務です。

その部分への提案としてこれまで私はライブ配信が良いのではと思ってきましたが、バーチャル展示会というかたちでアーカイブが残るのであれば、これはすごく良いですよね。出展社に求められるスキルとしてVRで記録されたときに来場者にどう見えるかを考えてブース設計をする必要性が出てきました。

今回の企画では“i”アイコンを押すとそのブースの展示内容の要約がポップアップで出てくるような仕様ですが、これを各出展社のプレゼン動画が出てくるような仕様に変えることも可能ですよね。そうなると展示会に出すたびにウェブ上に記録が残り、自社サイト以外にもどんどんウェブ上の自社への入口が増えていくことになります。

展示会の可能性がどんどん広がっていきますね。大変な部分ももちろんありますが新しい提案を積極的におもしろがっていきましょう!

まとめ

今朝の展活タイムズはバーチャル化された展示会のご紹介と考察をお届けしました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。