MOBIO展活2025 4講レポ
おはようございます^^
自社の問題解決力を見える化し展示会を成功に導く、展示会活用アドバイザーの大島節子です。
今年はもうとっくに梅雨明けしていたのですね。早っ!そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。
問題解決ストーリーがより具体的に!
7月3日(木)はMOBIO(大阪産業局)さん主催のMOBIO展活4講でした。 1講で出展の軸となるコンセプトを固め、2講で実際の展示会を見学、3講でコンセプトを伝えるチラシを作り始め…と、段階を踏んできたこの連続講座も、いよいよ後半に突入です。

「伝わるチラシ」へブラッシュアップ
今回のテーマは「チラシの確認とブース案作成ワーク」。講座の前半は、10社の皆さんが作られたチラシ案の確認からスタート。 課題解決のストーリーが見える素晴らしいチラシ案が揃いました。私の役割はその伝達力を更に高めるためのサポートです。 「この言葉を、こんな表現に変えてみては?」「このお困りごとの横に、こんな写真を追加すると、もっとわかりやすくなりますよ」といった、具体的なアドバイスを行いました。
紙から空間へ!「伝わるブース」の設計図を作る
講座の後半は、いよいよ「ブース案作成ワーク」です。 完成度を高めたチラシは、そのままブースの設計図になります。チラシで作り上げた「誰に、何を伝えるか」というコンセプトを、今度は立体空間でどう表現していくか、という作業です。

このワークで、まず初めに確認すべきこと。それは、「ブースサイズの確認」です。 「ブースの幅・奥行・高さは展示会によって違うのでチェックが必要」というのは、展示会準備の鉄則です。
具体的なノウハウをテーマ別にご紹介します。
テーマ①:タペストリーとテーブルクロスの極意
- 防炎加工:安全規定上、布系の展示物は防炎加工が義務付けられている展示会がほとんど。必ず確認しましょう。
- 高画質な写真データが不可欠:壁面タペストリーなど、大きく引き伸ばすと画像の粗さが目立ちます。高画質な写真データを準備しておくこと。
- テーブルクロスはボックス縫いとフラットが選べる:ボックス縫いは設営が楽で見た目もスッキリ。でも、複数の展示会に出るなら、サイズが違っても対応できるフラットタイプも有効です。
テーマ②:言葉と写真で、メッセージを練り上げる
- パラペットにはキャッチコピー:来場者が最初に見る場所に、誰向けのブースかが一目でわかる言葉を掲げることが重要です。ただしパラペットを社名版としてしか使ってはいけない展示会もあるので確認が必要。
- 写真は必須:文字だけでは伝わらない製品の魅力や、使っているイメージを伝えるには、写真の力が必要です。日頃から意識してチラシやSNSで使える写真を撮っておくこと。
- AI活用の可能性:キャッチコピーや説明文のアイデア出し、画像の生成など、AIはクリエイティブ作業の強力なパートナーになり得ますね。
テーマ③:準備と段取り
- デザインの外注は、有効な選択肢:デザインを委託すると費用はかかりますが、手間や時間を考えると、プロに任せるメリットは大きい。
- 印刷前の誤字・データチェックは徹底的に:何度確認しても、間違いは見つかるもの。チーム内で複数人によるダブルチェック、トリプルチェックを。
まとめ
今回の講座を通じて参加企業の皆さんが、お互いの発表から多くのことを学び合っている姿が印象的でした。「他社さんの表現を見ると、いろんな思いや考えがあって参考になる」と。
私が一方的にお伝えするだけでなく、こうして受講生の皆さん同士が刺激し合い、高め合い、実践的なノウハウを共有していく。これこそが、グループ形式のセミナーが持つ最大の魅力だと、改めて感じた一日でした。
次回は模擬ブースチェック。皆さんが具体的にどんなブースを作り上げて行かれるのか。来月が楽しみです。
今日もお読みいただきありがとうございます。

中小企業向け展示会サポートプログラムのご案内。無料説明会随時受付中!
>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします


大島 節子

最新記事 by 大島 節子 (全て見る)
- MOBIO展活2025 4講レポ - 2025年7月4日
- 展示会DX 何からはじめればいい? - 2025年7月3日
- 展示会で理想のお客さんに出会うために - 2025年7月2日