既存客に展示会案内を送る意味

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

月曜日に急に花粉症が収まったのですが、昨日からまたグズグズです。今度は黄砂でしょうか。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示会は新規顧客との出会いの場ではないのですか?

先日のセミナーでこのような質問を受けました。「展示会の案内を既存客に送る理由は何ですか?展示会は新規顧客との出会いの場ではないのですか?」というものです。

もちろん展示会は新規顧客との出会いの場です。しかし既存客に案内を送ることも大切なんですよね。例えば実際にこんな“うれしいこと”が起こりました。

長く取引がなかったお客様との再会のきっかけ

社歴が長い企業でよくあるのが「休眠客」への効果です。しばらく取引がなかったお客様へのアプローチというものは何かきっかけがないとなかなか難しいですよね? そんなときに良いきっかけになるのが展示会です。中には展示会の案内を送ったことがきっかけで30年ぶりに取引が復活した、なんて驚きの事例も聞いたことがあります。

「そんなこともできるの?!」を知ってもらうきっかけ

お客さまは普段、注文している製品やサービスメニューのことはご存じでもそれ以外にも色々できる、ということを案外ご存じないものです。例えば普段は機器のメンテナンス依頼で長年お付き合いがあったお客さまに展示会案内を送ったところ、展示会ブースにお越しくださり、「エンジニアリングもできるの?」と他のサービスメニューを知っていただくきっかけになった、という事例があります。

お客さんも業界の動向や情報などには興味をお持ちのはず。既存客に展示会の案内を送ることは情報提供であって、決して強引な売込みではありません。

ただ、展示会の招待状だけを大量に送るというやり方よりも、例えば

・出展製品のチラシを同封する
・半年に一度発行しているニュースレターと共に送る
・その方に向けたメッセージを添える

など、ひと手間かけたいものです。

そして展示会に来てくださったお客さまには忘れられないようにこちらから定期的に情報発信をし、信頼関係を深めていきたいですね。その先にきっと「本当にやりたかった仕事」が待っているはずです。

まとめ

今朝の展活タイムズは既存客に展示会案内を送る意味をお届けしました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。