ACHEMA Pulse2021 レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

今日は一日雨で大荒れの天気になる模様。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

世界最大・化学の産業見本市がオンライン開催に

今日はACHEMA Pulseというオンライン展示会についてお伝えします。まずACHEMAとは世界最大のケミカル・エンジニアリング、環境、バイオテクノロジー関連見本市で、3年に一度のサイクルでドイツのメッセフランクフルトで開催されます。前回2018年の来場者数は144,000人。出展社数は3737社 (うち海外から:2093 社)という巨大展示会です。3年に1度のサイクルなので本来なら今年も開催される予定でしたがリアル開催は来年に延期され、代わりにオンライン開催になりました。

これまで見てきたオンライン展示会との違いや共通点をまとめて行きましょう。

参加方法

参加者は99ユーロのプレミアムチケット、もしくは39ユーロのパルスチケットを購入する必要があります。99ユーロは約13,000円。39ユーロは約5,000円です。

チケットを購入するとログイン画面へのリンクがメールで送られてきて、ログインして入場します。その際にプロフィールを入力する必要があるのですが、その数18ステップ。企業情報等はもちろん、探している製品・技術・サービスの種類や、対応可能な地域(ヨーロッパ・北米・アジア・オセアニア等)を細かく聞かれるのですべて入力していく必要があります。

プラットフォーム

「talque」という既存のプラットフォームを使用。

構成

グローバルメニューは「スケジュール」「参加者」「パートナー」「出展社」「製品」です。スケジュールとは出展者プレゼンテーションやゲスト講師によるセミナー、専門家同士の対談等のスケジュールが記載されたページ。パートナーと出展社の違いはよくわかりませんでした。

プレゼンテーション

媒体はvimeoを使用。おそらくリアルタイムではなく事前に収録した動画が順次公開され、アーカイブが残る仕様になっています。ただ現在は日本時間16日午前6時台で、フランクフルトは15日午後23時台のはずなのですが、すでに16日公開分も見れるようになっているので、こちらの日付が変わるタイミングで公開なのかな? あと、昨日の夕方見たときに表示されていた「Live」マークがなくなっているので、リアルタイムのプレゼンと収録プレゼンの両方があるのかな? このあたりがよくわからないのでわかったら追記します。

コンタクト方法

プレゼンテーションページと企業ページには個人ページへのリンクが貼ってあり、個人ページに飛ぶと「チャット」か「ビデオ通話」でコンタクトをとることができます。参加者にも1人ずつ個人ページが作成されるので、出展者から参加者へのコンタクトも可能みたいです。ビデオ通話を受けるかどうかは自分で選択できます。

企業ページ

メイン画像・概要・動画・製品写真と説明・プレゼンスケジュール・スタッフへのリンクで構成されています。

総合すると企業ページの構成などについてはこれまで見てきたオンライン展示会と変わりませんでしたが、大きな違いは参加者がコンタクトをとるのは企業ではなく個人である、という点です。そのあたりは個人主義の欧米だからなのでしょうか。造りもSNSっぽいなと思いました。

オンライン展示会の時代になって一番うれしいのは気軽に海外の展示会を見にいけることです。これまでアメリカ・ニューヨークのフランチャイズ展示会と中国・広州の博覧会を見学しました。今回もChromeの翻訳機能にお世話になりまくりでした(笑)。便利ですね、ほんとに。

リアル開催は来年2022年に延期されたわけですが、無事開催されてほしいですね。そしていつかはメッセフランクフルトに行って、この目でヨーロッパの巨大展示会を感じてみたいし、海外出展のサポートもできるようになりたいです。

まとめ

今朝の展活タイムズはACHEMA Pulse2021のレポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。