突然の使用禁止 運営側視点の裏側

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

蒸し暑い日が続きますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

搬入開始2分前の中止要請だったんですね

昨日、リードジャパン社から届いたニュースリリースを紹介します。タイトルは「搬入開始2分前!突然のIT展 開催中止要請から開催までの舞台裏」。4月26日(月)から開催予定だったJapan IT weekについて、直前の中止要請から代替日の決定、盛況にいたる過程がまとめられています。

>>全文はこちらからお読みいただけます

3回目の緊急事態宣言による東京ビッグサイト使用禁止については展示会界にとって衝撃だったので、展活タイムズではこれまでも何度も取り上げてきました。

>>「悔し泣きの先に 」(4月26日)
>>「Japan IT weekに注目! 」(4月28日)
>>「緊急事態宣言延長で展示会はどうなる? 」(5月10日)
>>「オリンピック&コロナに最も翻弄されたであろう展示会 」(6月1日)

昨日送られてきたニュースリリースにはこれまで私が想像で補っていた部分がリアルに描かれていました。

・4月23日(金)13時の時点で「東京ビッグサイトが閉鎖されるかもしれない」という情報が入っていたこと。
・小池都知事あての「嘆願書」を作成し、都議会議員に電話をかけまくり、なんとか撤回してもらおうと動いたこと。
・しかし23時58分に「無観客しか認められない」との連絡があり中止を受け入れたこと。
・搬入開始は24日(土)の0時からだったので、すでにスタンバイをしている出展社や設営業者一人一人に中止の説明をしてまわったこと。
等々…

運営は本当に大変だったのだな、ということが伝わってきました。(ただ文体がほんっとにリードっぽくて、こういう書き方をするから企業さんからの支持を得られへんねやろなぁ、とは思いました… 苦笑)

今回の東京ビッグサイトの突然の使用禁止は展示会界にとっての非常事態でしたが、こういうのって1回目は気力で乗り切れると思うんですよね。実際1ヶ月後に延期され開催されたJapan IT weekは盛況だったようです。ただこの類のストレスは度重なると精神をえぐってきます。予防策として東京モーターショーのように早々に中止を決めたり、そもそもイベントを打つこと自体をやめる方向になってしまいますよね。

オリンピックが終われば東京ビッグサイトの東も使えるようになり、この間に新設された南と合わせると、秋以降はこれまで以上に巨大な展示会を打てる状況になるのですが、せっかく整った環境をうまく活かせるのかどうか…。

心配事はつきませんが、昨日のニュースリリースで今まで知らなかった裏側を知れたのはよかったです。今思えば4月末のアレはただただゴールデンウィークの人の流れを止めることが目的で、レジャー施設などを閉館させるためには東京ビッグサイトも閉めざるをえなかった、ということなのでしょう。誰か行政側視点の裏側も書いてくれないかな?


(上の画像は別の展示会の設営の様子)

まとめ

今朝の展活タイムズはリードジャパン社から届いたニュースリリースのご紹介でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。