Japan IT weekオンライン レポ

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

少し涼しめの朝。今日は良いお天気になりそう。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

「Japan IT week」初めてのオンライン開催

2021年6月16日(水)~18日(金)、日本最大のIT展示会「Japan IT week」がはじめてオンラインで開催されています。

日本最大の展示会主催会社リードジャパン社はコロナ以降、昨年9月からリアル・オンライン併設のハイブリット型展示会を開催されてきましたが、2021年夏以降はハイブリット型はやめ、リアルはリアル、オンラインはオンラインという開催方法に変えられました。その方針転換後初の単独オンライン展示会が昨日からはじまった「Japan IT week」です。これまでのオンライン展示会とは何が変わったのか。一つずつ見ていきましょう!

プラットフォーム

まず気づくのはこれまでとは違うエントランスです。これまではEventXtraという香港発のプラットフォームを使用していましたが、すっかり変わっていました。プラットフォーム名の記載がどこにもなかったので独自開発されたのでしょうか? 以前のEventXtraは海外製だったためブラウザによっては文字化けをするなど、使いにくい点があったのですが改善されていました。

構成

グローバルメニューは「エントランス」「出展社・製品検索」「セミナー」「お問い合わせ」「オンライン相談・予約の取り方」「使い方」「マイページ」8つです。エントランスは文字通り入口です。出展者・製品検索は検索ページ。セミナーはセミナースケジュール。お問い合わせは事務局へのお問い合わせ。オンライン相談・予約の取り方はYouTubeの解説動画へのリンク。使い方はマニュアルのPDFファイルへのリンク。マイページはマイページへのリンクです。マイページについては後述します。

セミナー

100本以上のセミナーを見ることができます。基本的に出展者によるプレゼンテーションです。YouTubeを使用。私が見た企業は時間になったらセミナーが見れるようになる“プレミア公開”を使ってみえましたが、設定は各企業の裁量に任されているようで、公開日時が過ぎても見れるものもあればその時間しか見れないものもありました。実際にライブプレゼンテーションをされているところもあったのかな? あらかじめ録画しておいた動画を流しておられるところが多いように見受けました。

マイページ

マイページのメニューは「マイページ」「メッセージ」「お気に入り」「チャットルーム」「名刺交換一覧」です。マイページには新着情報とスケジュールが表示されます。スケジュールには予約したセミナーとオンライン相談が表示され、クリックすると開く仕様になっています。

コンタクト方法

オンライン相談のツールは出展企業の裁量に任されています。自社でZoom等を設定する必要があります。今回「おっ!」と思ったのはチャット機能の機能性です。出展者向けの案内動画が全体公開されていました。

これによると、来場者がブースを訪問すると出展者に通知が行くので、チャットで話しかけることができるんですね。私も実際しばらくブースにいたらチャットで話しかけられました。チャットではPDFファイルのやりとりもできるようです。

バーチャルブース

バーチャルブースは「イメージバナー」「動画」「企業情報」「チャット」「オンライン相談予約」「お問い合わせ」「製品情報」「セミナー」で構成されています。プラットフォームが変わったのでブースデザインも変わっています。シルバープランとブロンズプランがあり、アップできるイメージバナーと製品情報の数か違うようです。

昨年はとにかくオンライン展示会のテイを整えることが先決で、たくさん失敗もあって、厳しい意見もあったことでしょう。それを踏まえて進化したオンライン展示会の2周目がはじまったな!という印象です。昨年は活かしきれなかった「全国・世界にマーケットが広がる」というオンライン展示会だからこそのメリットを生かせるような土台ができつつあるのですね。

9月にはオートモーティブワールドオンラインが控えています。ついに展活企業からオンライン展示会での成功事例が出る日が来るのか? 引き続きしっかりと見ていきたいと思います。

※後日追記 来場者数速報※
6月21日に来場者数が発表されました。
1日目 5,619
2日目 2,685 (前日に来場した人の数は含まない)
3日目 1,950 (前日、あるいは前々日に来場した人の数は含まない)

合計 10,254人

事前のアナウンスでは15,000人が来場とあったので、予測よりは少なかったようですが、180社に対して1万人は決して少ない数ではないので、今後この形が発展し、オンライン展示会が定着していくきっかけになればと思います。

まとめ

今朝の展活タイムズはJapan IT weekオンラインのレポでした。

今日もお読みいただきありがとうございます。

>>展示会活用アドバイザー大島節子へのお仕事依頼はこちらからお願いします

The following two tabs change content below.
アバター画像

大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。