INCHEM TOKYO来場者数推移と今年の傾向

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日は一日中風が強くてそのせいで気温よりも寒く感じました。いよいよ冬ですね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

来場者数自体は少なかったですが

11月17日~19日に東京ビッグサイト南展示棟で開催されたプラントショー等を含む産業プラント業界の専門展示会INCHEM TOKYOの来場者数が早々に発表されましたので来場者数推移をまとめてみました。

INCHEM TOKYOは2年に1度開催される展示会なので前回は2019年。その際は東京オリンピックの影響を受けて幕張メッセでの開催されるというイレギュラーだったので、最後の通常開催と比較しようとすると2017年までさかのぼる必要があります。前回2019年は会場が千葉になってしまったことによる影響で来場者数はやや減っていまして、今回はやはりごっそりと減っていました。今年の来場者数に関しては同時開催展からの人数も含めると10,803人だそうです。

他の展示会が最盛期と比べて7割くらいまで戻ってきているのに対し、来場者数に占める割合がBtoBビジネスの大企業が多い展示会ほど戻りが悪い傾向があります。

とはいえ、実際に出展をされた企業さんはどこも良い感じで、出展してよかったという声をよく聞きました。今年もケイ・エイチ工業さんのブースをお手伝いしたので、こちらを例に今年の傾向をまとめてみましょう。

来場者情報の取得方法

以前は専用のバーコードリーダーを借りて名札のバーコードを読み込み、展示会終了後に事務局から読み込んだリストをもらうというやり方だったのが、端末がバーコードリーダーからipadに変更されました。結果、その場で顧客情報がわかるようになりました。ケイ・エイチ工業さんブースではガツガツと情報を取りにいくことはしませんでしたが、それでも2019年のと大差ない数のリストになりました。

コロナ禍以降の需要に応える展示

ケイ・エイチ工業さんブースでIoTを展示しはじめたのは2020年のプラントショーOSAKAからですが、やはりコロナ以降IoTの需要は高まっているように感じます。他ブースでもコロナ禍以降の需要に応える展示が目立ちました。今回はIoTに関してはパートナー企業さんにもブースに立っていただきました。IoTの説明を聞いてくださる方が多く、ブースに賑わい感が出ました。

解決事例ポップや雑誌に目を止め立ち止まる方の増加

2019年と2020年でブースの見せ方の変化としては展示台を前面に持ってきたことです。そこに問題解決事例のPOPや社長が“図面のないプラントの老朽化対策”というテーマで寄稿された雑誌を展示したところ、立ち止まって読み込んでから話しかけてくださる方が増えました。すでにこの記事を読んでいらして「こちらの会社でしたか!」と言ってくださった方もいらっしゃいました。それにより常に人だかりができるブースとなり、QRコードによる来場者情報スキャンにも快く応じていただけました。やはりこの状況で展示会に来る方は本当に課題を持って来られる方なので、これまで以上に問題解決事例は刺さる方には刺さるのだと感じました。

と、このように今回は来場者数は少なかったものの、出展自体はいつも以上によかったといえる結果となりました。今後も常に「今、お客さんが求めていらっしゃること」を意識して出展をサポートさせていただきたいと思います。

まとめ

今朝の展活タイムズはINCHEM TOKYO来場者数推移と今年の傾向をまとめてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。

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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。