中小企業にとって理想の展示会とは

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

変わらず寒い日が続いてはいますが、日に日に明るくなる時間が早くなってきているのを感じます。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

あらためて昨年のアンケートを見直してみた

昨年の9月に展活企業さんにご協力をいただき、「理想の展示会とは」というテーマでアンケートを実施しました。その結果はこちらのYouTube動画で話しています。

年が明けてもコロナが終息しないので、あらためてこのアンケートを読み直すことで何か見えてくるのではと。そこから考えたことを書いて行こうと思います。

展示会で重要視すること/理想の展示会とは

ほとんどの企業さんが展示会で重要視することは「どのような来場者が来るか」と答えられました。逆にこれまで良くなかった展示会で上がった理由は「自社が求めるようなお客さんが来なかった」でした。

理想の展示会を自由に妄想していただく問いには「来場者は多くなくてよい」「規模は大きくなくてよい」「濃いお客さんに来てほしい」という答えが多かったです。

来場者の多い・少ないは毎回話題になりますし、海外の巨大な展示会会場で何十万人も集まるような展示会を目指される企業さんもいるので、規模と来場者数を展示会選びの基準にされているところも多いのかなと思っていたので、この結果は意外でした。

具体的に会場をグルっと周っても疲れない程度の規模と書いていらっしゃる方もいて、あらためて冷静に考えてみると、みんな規模と来場者数を求めてたわけではないのだ、ということがわかりました。

おそらく今年も展示会は感染予防対策を徹底して開催されますが、2019年までのような人でごったがえす状況は戻ってきません。最盛期と比べて良くて7割、悪いときは3割くらいの集客で運営されていきます。しかしそれでも来るお客さんは本当に困っている濃いお客さんです。

この状況って、中小企業が展示会に求める理想と離れていませんよね。むしろ近づいているような・・・。

以前と比べて少ないけど本気の出展者と、少ないけど濃い来場者で行われる展示会は、これまでよりもマッチングの精度が上がると思うのです。そのためには「自社は誰のどんなお困りごとに対して、何を提供できるのか」がパっと見てきちんと伝わるブースを作る必要があります。

展活のやり方で訴求力の高い展示会を作ることで、ますます展示会の効果が高まる状況になってきていると、あらためて感じています。

まとめ

今朝の展活タイムズは中小企業にとって理想の展示会とはというテーマで昨年のアンケート結果を見直して考えてたことを書いてみました。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。