展示会での展示品の並べ方

おはようございます^^
中小企業向け販路開拓コンサルタント・展示会活用アドバイザーの大島節子です。

昨日、通りかかった公園のつつじがきれいでした。しばらく様々な花を楽しめる季節が続きますね。そんな早朝の大阪から今朝も展活タイムズをお届けします。

展示品はただただ数を並べれば良いわけではありません

展示会で何を展示するかは重要です。しかし何をと同じくらいかそれ以上に“どのように”展示するかが重要なのです。展示台に空白があると不安になるのか、よく所狭しと加工部品をびっしりと敷き詰めているブースを見ますが、展示品はただただ数を並べれば良いわけではありません。

では、どのように展示すれば見込み客に自社の価値・強みが伝わる展示になるのでしょうか?

問題解決ごとにジャンル分けをしよう!

ここでも重要なのはコンセプトです。コンセプト明確化ワークを経て完成したチラシに掲載している問題解決を説明できるような展示品を展示してください。その際のポイントは問題解決ごとにジャンル分けをすることです。

こちらは加藤精工(株)さんの美しくジャンル分けされた展示。後方の動画で示した問題提起を説明する展示品が並んでいます。フィギアを回転させる回転台に乗せて動きを出し、注目を集める工夫がなされています。

POPを活用しよう!

ジャンル分けをするためにはPOPを活用しましょう。お困りごとを示すPOPを作成し、POPがある場所にそれを説明する展示品を置くと伝わりやすく、説明しやすい展示になります。

展示するモノがない場合は事例をPOPにして展示しよう!

展示するモノがない業態もありますよね。

こちらはケイ・エイチ工業(株)さんの展示。扱われているものが「プラントの設計・施工・メンテナンス」なので大きすぎてブースには展示できません。なので問題解決事例をPOPにして展示しています。

このような問題解決事例POPを展示台に並べておくと、それに関係がある見込み客が立ちどまり、「うちの〇〇もできますか?」といったような質問をお客さんの方からしてもらえます。

パラペットや壁面掲示物でお客さんに「自分が抱えている問題が解決できるかもしれない」と思ってもらい、展示品による説明で「ここなら解決できそうだ」と思ってもらう、そういう流れを意識して展示品とPOPを作成してみてください。

まとめ

今朝の展活タイムズは展示会での展示品の並べ方でした。

今日もお読みいただきありがとうございます。


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大島 節子

展示会活用アドバイザー展活
1975年 大阪市生まれ。1998年家業マルワ什器入社。2001年、26歳のときに売上の95%以上を占める得意先が倒産する、という人生の試練を経験。連鎖倒産の危機を回避し家業を立て直す過程で多くの展示会現場に携わる。これまで関わってきた1000件を超える展示会経験を元に2012年展示会情報サイト「展活」を開設。2013年からは展示会セミナーの講師として活動開始。登壇回数200回以上、指導人数6,000人以上の実績。展示会初出展企業にも具体的でわかりやすい指導が好評を得ている。